興信所への依頼を検討する際、「創業〇〇年の歴史があるから」「担当者がベテランだから」という理由だけで選ぼうとしていませんか?
実は、興信所のスキルや知識には「雲泥の差」があります。たとえ年配のベテラン担当者であっても、決して気が抜けないのが現実です。
今回は、レベルの低い興信所に依頼してしまったことで起きた、ある悲惨なケースをご紹介します。
銀行口座の特定に「尾行」!?荒唐無稽な提案
先日、債権回収のために相手の銀行口座を調査してほしいと興信所に依頼した方がいました。しかし、興信所による事前のデータ調査等では結果が出ませんでした。
そこで、その年配の担当者が提案してきたのは、信じられないような内容でした。
「相手を尾行して、立ち寄った銀行を確認しましょう」
一見、もっともらしく聞こえるかもしれません。しかし、少し冷静に考えてみてください。
債務者(ターゲット)はまだ30代前半と非常に若い人物でした。
今の時代、若い世代の決済はネットで完結することがほとんどであり、メインで使っているのが「ネット銀行」である可能性は極めて高いと予想されます。
この興信所は、「キャッシュレス化」や「ネットバンキング」が当たり前になった現代の世の中の仕組みを、まったく理解していなかったのです。
ネット銀行の存在を知らない興信所の末路
悲しいことに、依頼人ご自身も年配の方であったため、昨今のネット銀行などの事情に疎く、その的外れな提案を鵜呑みにしてしまいました。
結果はどうなったでしょうか?
ターゲットは一度も銀行の店舗に立ち寄ることはなく、ただ自宅と勤務先を往復するだけで調査は終了しました。
高い調査費用を払って張り込みと尾行をしたにもかかわらず、得られた成果はゼロです。
現代において、実店舗の銀行窓口に月に何度も足を運ぶ人など稀です。
百歩譲ってコンビニなどのATMに立ち寄ったとしても、そこで利用したキャッシュカードが「そのATMが設置されている銀行の口座」であるとは限りません。
驚くべきことですが、「ネット銀行とはどういうものか」すら根本的に理解できていない興信所は、今も多く存在しています。
まとめ:依頼前の見極めポイント
興信所は、古い経験だけでは通用しない時代に入っています。現代のライフスタイルやデジタルの知識がアップデートされていない探偵に依頼すると、無意味な調査に高い費用を支払う羽目になってしまいます。
トラブルを避けるための明確な基準を一つお伝えします。
「銀行口座を把握するために、張り込みや尾行をしましょう」と提案してくる興信所があったら、その場ですぐに断ってください。
それは、現代の調査のセオリーから大きく外れた、時代遅れの興信所である決定的な証拠です。大切な時間とお金を守るためにも、依頼先は慎重に見極めましょう。