データ復旧初期診断とは
現在、ほとんどのデータ復旧会社において、初期診断(無料~1万円程度が多い)を行っており、
初期診断後にお見積りなどが出るケースが多いです。
データ復旧における初期診断は、障害状況の把握しデータ救出の方法を決定する重要な役割です。
記憶メディアの状態や、診断方法によっては、記憶メディアの状態を悪化してしまう可能性もありますので、初期診断が無料の場合でも、診断を行う方法や、データ復旧会社の選択は慎重に行うことをお勧めします。
初期診断といっても、初期診断の方法、位置づけは、データ復旧会社により様々で、復旧会社により、診断後に報告される内容や診断時間などが異なります。
1.障害内容の報告
記憶メディアにどのような障害が生じているかの報告です。
ほぼ全てのデータ復旧会社で報告はありますが、報告の内容や詳しさはデータ復旧会社により異なります。
障害レベル○や、重度物理障害といった報告だけの場合は、実際にどの部分がどのように壊れているかという点は確認されることをお勧めします。
2.データ復旧費用の報告
ほとんどのデータ復旧会社は初期診断後に、お見積りの報告があります。
復旧不可の場合、復旧費用はかからない場合が多いですが、障害内容やデータ復旧会社によっては作業費が発生する可能性があります。
3.データ復旧の可能性の報告
データ復旧が出来そう、出来なそう、どの程度復旧出来そうなどの報告です。
4.復旧可能なデータリストの提出
復旧出来るデータの報告です。 データ復旧会社や、障害内容によりリスト提出の可否が異なります。
復旧可能なデータはデータリストなどで報告されます。
データ復旧の初期診断にかかる時間は、30分~7日と、データ復旧会社により異なります。
初期診断が長いケースとしては、より詳しい(復旧作業に等しい)作業を行い、データリストの提出などを行っている場合、他社に外注をしていたり、作業場所が遠い場合などがあります。
初期診断方法は、データ復旧会社により大きく、記憶メディアに発生している障害の内容のみを見る場合、データ復旧作業に等しい作業を行いデータリストの提出などを行う場合と2通りあり、それぞれメリットとデメリットがあります。