削除したデータが救出出来る仕組み | データ復旧 データ復元・管理について

削除したデータが救出出来る仕組み

パソコンで削除(ゴミ箱に入れ空に)したりデジカメで削除したデータは、見ることが出来なくなり、通常の方法ではデータを取り戻すことが出来なくなります。


ただし、ほとんどの記録メディアの場合、削除した時点では、削除したデータは残っております。


記憶メディアに保存されるデータは、ファイルシステム により管理されています。


例えば、FATファイルシステム の場合、


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新しくファイルを作成すると、まず、FAT1に実データが保存される位置情報とファイル名を記録し、その後その位置にファイルのデータが保存されます。

その後、例えばパソコン上でファイルの削除を実行すると、FATに保存されているインデックス情報は削除されますが、DATAに保存されている実データの部分は削除されません。


削除したデータは、ファイル名や位置情報が消されている為、パソコン上ではデータを見る事が出来ませんが、

復旧ソフトや、データ復旧会社により救出することが可能ということになります。


但し、削除されたファイルの実データが保存されていた、DATAの領域は、位置情報が削除されたことにより、書込み可能領域となりますので、削除後に新たにデータを保存したりすることで、Overwrite(上書き保存) してしまう可能性があります。


他の記憶メディアや、ファイルシステムにおいても、同じようにインデックス情報を削除するのがほとんどですが、ファイルシステムにより、対応出来る復旧ソフト(ツール)が無かったり、難しいケースなどもあります。


データ削除によるデータ障害