こんなの初めて
ここだけのお話にしよう。2ヶ月前くらいの話になるんだが、こんな俺に彼女が出来た。彼女は可愛いかキレイかで分けるとキレイ系で料理が出来て、あまり口数は多くないんだけど言う事は言う。あまりアハハハとは笑わず、クスクスと笑う。そんな子だ。
1年前にご飯に誘った。メシを食べながら俺は聞いた。「彼氏いるの?」するとその子は「いますよ」と普通に答えた。なんだ、彼氏がいるのにノコノコとこんな俺のご飯の誘いに来ちゃうのかという気持ちと、いないと思っていたのに彼氏いるんか~い!という2つの気持ちでそれからメシが喉を通らなかった。
それから1年後。その子から連絡があった。「またご飯に連れてってください」と。どうやら聞くと彼氏と別れたそうだ。別れた後に俺に連絡するなんてこれはまさにチャンス到来!それから会うまでの間、俺はルンルン気分を抑えながら生活した。
再会。1年ぶりに会うその姿は初めて会った時とほとんど変わりなかった。雰囲気のいい居酒屋で1年前を思い出しつつ今の事を話しつつ時間が流れた。そして2人は見事に終電を逃した。彼女が優しい目を俺を見ている。コッ、コレは!誘っているのではないか?1年ぶりに会ったばかりなのに。どういうことだい、お酒を入れるとこんなに積極的になる子なのかい。
俺は酔っていた。少しでも酔いを覚ますためにコンビニに寄った。「水飲む?」と彼女に聞くと「一緒に飲むからいい」って。ばかやろうこのやろう。さらに酔った。ホテルに入った。入ってしまったという方が正しいだろう。告白を大切にしている俺が、サラッとぺらっと「付き合う?」と言った。
すると、彼女はこくりと頷き「こんなの初めて」って。あと人生の内で何回言われるのだろ、もしかしたらもうないかもしれない。「こんなの・・・」「・・・初めて」「・・・こんなの初めて」なんて軽い告白をしてしまったんだろうと思いつつも「こんなの初めて」という強烈なフレーズが脳内で何度もリピートした。そして俺と彼女はホントに付き合うことになった。
明日は「こんなの初めて」後半戦だ!
データ石浜