ジェットコースター

中学の修学旅行以降、ジェットコースターに乗ってなかった。機会がなかったしなにより俺はジェットコースターが苦手なのだ。あの魂が飛んで行ってしまう感じに体が耐えられないのである。そんな俺が久しぶりにジェットコースターに乗ることになった。

見た感じは、確かに怖そうだけどそこまで傾斜もすごくないし「なんだかイケそう」なのだ。フッフッフ!子供の頃にビビっていた俺よ!よく見たらそうでもないではないか!なぜこれくらいにビビっていたのだよ。大人になった俺はもうジョットコースターに堂々としているぞ。見ているか過去の俺よ!どうだユニコーンよ!もう俺をバカにするではないぞ!

乗車とともに動きだすジェットコースター。ガッチャン・・・ガッチャン・・・来た!「ひやゃぁ~~~!!」た、楽しいではないか!なんだこの爽快感!スピード感!これがジェットコースター!今まで景色も楽しめず下しか見えず無言でしか乗れなかったのに「死ぬ~」と楽しそうに声を上げているではないか!ハハッ!ハハハッ!やったよ母さん!

さぁこい!ジェットコースターを克服した俺はもう怖いものなどない!!序盤戦第二の落下!「ぬはぁっ~ど、ど、ど、どる、どるちぇ~~~~~~!!」俺の魂よどこへ行く!我が魂よ!殺さないでくれ。まだ死にたくないんだ。

そこから俺はジェットコースターが止まるまで一度も声を出すことなく、いい感じに楽しんだ。下車後大学生のオーティンティン君から「石浜さんどうでした?」と聞かれオーティンティン君に馬鹿にされるのが嫌だった俺はすかした顔で「案外イケる」と言ってやった。

データ石浜