なるほど
東京にいた時、作家だけの稼ぎでは食えなかった。ほとんどないようなもんで。それで都内の一般宅に訪れて掃除するというバイトをしていた。今となっては家の中の汚い所を見た瞬間にこれはどうすればキレイになるか分かるようになった。
さらに様々な家に訪れることで何かしら共通点を見つける事が出来た。その中で最も印象的だったのがお金持ちそうな家には必ずと言っていいほど「本」があった。それも大量に近い。場所は特に寝室が多かった気がする。
お客さんの顔を見た時に、男女問わず「素敵な人だなぁ」と思った家のトイレは基本的にどこを掃除すればいいかわからないくらいキレイな事が多かった。
面白かったのが、汚い家ほど洗剤や掃除用具がめっちゃ揃っているという。んでその掃除用品がみんなホコリかぶっている状態なんだよね。キレイな家ほど人目に付くところには置いてない。トイレなんてなんにも置いてない所も結構あった。それでもキレイだからそれだけで見栄えがある。
100件以上経験した中で、トイレがキレイな家は3割。お風呂がキレイな家は2割。キッチンがキレイな家は0.5割。築20年以上立っている家でキッチンがゴイスー綺麗だった時は思わず「どうやってキレイにしてるんですか?」を聞いてしまった程だ。
このバイトをしてからか、人の家を見ると「どんな人」を想像しちまうぜ
データ石浜