「PBR1倍割れ × 利回り5%超」って、いわゆる“高配当バリュー”で魅力的に見えますよね。
ただ…今回は独自のシミュレーション(6本柱×5年モンテカルロ)で横並び評価してみたところ、
“5年で2倍(配当込み)になる確率”は銘柄によって大きく差が出ました。
本編動画はこちら:
今回の“独自シミュレーション”って何?(2段構え)
感覚ではなく、同じルールで比較するために、Excelテンプレを作って評価しました。
やっていることはシンプルで「定性→定量→確率」の2段構えです。
- ① 6本柱(0〜5点)で定性を数値化
参入障壁/成長余地/財務健全性/収益性/株主還元・資本配分/バリュエーション(期待値)を採点し、レーダーで見える化。 - ② 5年モンテカルロ(配当込み)で確率に変換
P(2倍以上)・期待倍率・10–90%レンジ(下振れ〜上振れ)・期待CAGRを出して比較。
今回の結論(先に言うとこう)
- ◎:確率×期待値が最上位。ただし前提崩れリスクは要監視
- 〇:配当+バリュ是正の堅実枠
- △/×:テーマ不一致(高配当でも2倍狙いの主役とは限らない)
銘柄紹介(順番:×→△→〇→〇→◎)
今回は“良い銘柄から出す”のではなく、あえて×→△→〇→〇→◎(二重丸は最後)で進めます。
「高配当でも2倍狙いには向き不向きがある」ことが伝わりやすい順番です。
1) 青山商事(8219)【×】
配当目的ならアリ。ただ“5年2倍狙い”の主役にはなりにくいという判断。
2倍確率や期待倍率がテーマに届きませんでした。
2) 藤商事(6257)【△】
超低PBRの“安さ”は魅力。
ただ、2倍狙いの主役というより、「比較枠」として面白いポジション。
3) 新家工業(7305)【〇】
還元×バリュ是正の“堅実枠”。
2倍は「再評価+継続還元」が条件になりやすいタイプです。
4) DIC(4631)【〇】
配当をもらいながら“再評価待ち”。
上もある一方でレンジも広く、「下振れもある」のが特徴でした。
5) MIRARTHホールディングス(8897)【◎(二重丸)】
今回トップの「確率×期待値」。
ただし、前提が崩れると一気に普通になる可能性もあるため、監視ポイント(財務・CF・配当方針)が重要。
最後に:まとめの一言
「PBR1倍割れ×高配当」は“入口条件”にすぎない。
最終的には2倍確率(P)と期待倍率(期待値)、そしてレンジ下(下振れ耐性)で差が出る――
これが今回の一番の学びでした。
注意事項(免責)
※本記事は一般情報の提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
※将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身で行ってください。
※本記事の数値は独自シミュレーション結果であり、入力(株価/EPS/配当/スコア設定等)や前提条件により結果は変動します。
※株価・業績・配当等の情報は掲載時点のもので、最新情報は各社IR等の一次情報をご確認ください。
※個別銘柄は価格変動・流動性・業績変化等のリスクがあります。分散・資金管理を推奨します。






