「貯金いくらあれば車を買っていいの?」

これ、めちゃくちゃよくある悩みです。

でも実は、“貯金額そのもの”を見ても判断ミスしやすいんですよね。

この記事では、動画の内容をベースに、買う前に確認すべき“判断ライン”をやさしく整理します。


1) まず知っておきたい「生活防衛資金」

最初に出てくる大事な言葉が、生活防衛資金です。

これは一言でいうと、「収入が一時的に止まっても生活が回るように置いておく現金」のこと。

失業、病気、ケガ、家電の故障、引っ越し、冠婚葬祭など…急な出費は突然来ます。

車を買うためにここを削ってしまうと、次に何か起きた時にカード頼みになって、家計が一気に苦しくなりがちです。


2) 生活防衛資金の目安(※目安です)

生活防衛資金は「いくら」と決まっているものではなく、生活費×月数で考えるのが一般的です。

  • 収入が安定しやすい人:生活費の3〜6ヶ月分が目安として語られがち
  • 自営・歩合など収入がブレやすい人:6〜12ヶ月分を厚めに見がち
  • 子どもがいる/持病がある/転職予定:安全側に倒して厚めが安心

ここで大事なのは、“正解は1つじゃない”こと。

あなたの家計のリスク(扶養、固定費、収入の安定性など)で上下します。


3) 買っていいかの判定は「この1行」でOK

迷ったら、まずはこの判定をしてください。

手元現金 − 頭金 − 諸費用 − 初期整備 ≥ 生活防衛資金

ポイントは、「買った後に残る現金(すぐ使えるお金)」が、防衛資金を割っていないかどうか。

割るなら、買えなくはないけど家計の危険度が一気に上がるので、タイミングをずらす・車の総額を下げるなどが安全です。

逆に残るなら、次は「維持費に耐えられるか」をチェックします。


4) 車両価格だけ見てると危ない:購入時の諸費用

車の値段って、車両価格だけじゃありません。

購入時には、税金・登録・手続き・代行・車庫証明・納車費用など、いろいろ上に乗ります。

さらに、保険(年払い)が重く感じるケースもあります。

対策はシンプルで、見積書で「支払総額」を見ること。


5) 中古は“初期整備”が上振れしやすい

中古車はうまくいけば得ですが、落とし穴もあります。

タイヤ・バッテリーなど消耗品、初期整備、追加で付けたくなる装備(ドラレコ等)で、最初の出費が増えることがあります。

なので中古ほど、

  • 車体価格ではなく
  • 総額(車体+諸費用+初期整備)

で比較するのが安全です。


6) 買った後が本番:維持費は“固定費”になる

車は買って終わりではなく、持っているだけで毎月お金が出ていきます。

  • ガソリン
  • 駐車場
  • 任意保険
  • 税金(毎年)
  • 車検や消耗品(定期的に大きめ)
  • 修理(突発)

ここで効くのが、「月割りで積み立てる」という考え方。

車検や修理は来た時に払うとダメージが大きいので、月割りで準備しておくと家計が安定します。

そして最終的に、維持費込みでも家計が毎月黒字で回るかを確認しましょう。


7) ローンは悪?一括が正義? → “条件”で決まる

ローン=悪、一括=正義、ではありません。

本当にダメなのは、生活防衛資金を削ることです。

ローンがアリになりやすい条件はざっくり次の通り。

  • 防衛資金を確保したまま買える
  • 維持費込みでも家計が毎月黒字
  • 返済計画が現実的(ボーナス頼みが強すぎない)

逆に、ボーナス払い前提でギリギリ運用になると、状況が変わった瞬間に詰みやすいので注意です。


8) 知っておくと安心:法定コストのワンポイント

  • 自賠責保険は加入が義務(未加入はNG)
  • 自動車税は4/1時点の名義で課税されるのが基本
  • 売却・名義変更・抹消の遅れはトラブルになりやすい

※制度やルールは変更されることがあります。最新は公的機関や自治体の案内で確認してください。


9) まとめ:結局「貯金額」じゃない

最後に、今日の結論をもう一度。

  • 買った後に生活防衛資金が残る → OKラインに近づく
  • 維持費込みでも毎月黒字で回る → 家計が安定
  • 迷うなら感情じゃなく式で判定


10) あなた用に即判定します(コメント用テンプレ)

もし良ければ、あなた用に「買っていいライン」を一緒に整理できます。

概算でOKなので、次の4つをコメントにどうぞ。

  1. 生活費(月)
  2. 手元現金(現金・預金)
  3. 車の総額(車体+諸費用+初期整備)
  4. 駐車場代(月)+保険(概算)

動画版もあります(音声で流し聞きできるラジオ版も作成予定)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!