クラシックカーフェスティバルin小金井は、1998年~2007年まで10回開催された。

その後、2008年~2013年の間のブランクを経て2014年に復活したイベントである。

小金井市の市民祭りと共催であることからギャラリーも非常に多く、また小金井公園の芝生の上に車を展示できるため人気のイベントである。コロナ禍により、2020年以降は開催見送りとなっているが、2023年こそ復活してくれることを期待している。

 

今回の記事で取り上げるのは1998年10月18日(日)開催の記念すべき第1回の会場の様子である。

前日から大型台風が関東地方に接近しており、イベント当日の早朝までは暴風雨であった。しかし、台風は速度を早めて北へ抜け、イベント当日の朝8時ころには雨が上った。8時前まで雨が降っていたため開催中止かと思われたが、開催決行とのことで会場へ向かった。会場についた当初はアスファルトも濡れており、風に吹かれた落ち葉だらけであったが。終日強風の吹き荒れる日であったが、昼前には台風一過の暑いくらいの日差しとなった1日だった。

 

■ダットサン211型とブルーバード312型

2台とも全日本ダットサン会の会長所有車。この時点ではまだ薄曇りであり、路面も濡れている。

 

■オースティンセブンとMG-TD

 

■ダットサンブルーバード310型、ダットサン210型、ロータスヨーロッパ

ダットサンブルーバードとダットサン210型、ロータスヨーロッパの奥にはクジラクラウンが並んでいる。本来はある程度車種別、年式別に並べる予定だったとは思うが、急遽開催決行となったことから会場到着順で並べたのではないかと思われる車両配置である。

 

■メルセデスベンツ

一番手前のボンネットを開けている車両は、当時のメルセデスの頂点に君臨していたメルセデスベンツ600(W100)と同じ6.3リッターエンジンを搭載した300SEL6.3である。小金井市内をパレードするが、熱量の多い6.3は連続低速走行でオーバーヒート気味になるとのこと。

 

■日野コンテッサ1300、日産グロリア、ケンメリスカイラインなど

 

■以前の記事にも書いたダットサン210型

会場に着いたのが遅くなったため、上のダットサンとは離れた場所で展示となった。

両隣はレビンとシビックだったと記憶する。

 

■初代セドリックのバン

2トーンの塗装もあって、1950年代後半のアメリカ車を縮小したような雰囲気。

軽井沢のクリーニング屋さんが所有している非常に有名な個体である。

 

■オースティンA40サマーセットサルーン

日産が同車を昭和28年からノックダウン生産していた。この車両は日産組み立てではなくイギリス生産とオーナーは語っていた。日産製はエンジンルーム内に日産のプレートが付く。

 

■ダットサン211型

会場に遅れて到着したダットサン211型。朝までの悪天候から欠席の予定だったが、急速に天候が回復したため駆け付けたものと思われる。時刻は昼頃、風は強いが強い日差しがさしていることが写真からも分かる。