16年目に突入した「だしとり教室」。
毎回2つの楽しみがあり、一つ目は
どんな方が、どんな目的で受講される
のか、うかがうこと。
もうひとつは、1月から始めた基本のだしに
もうひとつ加えた「プラスだし」(仮称)。
果たしてどんな反応があるのか、
それとも、ないのか、
試作しつつ想像をふくらませています。
今日の[プラスだし」は、鶏ガラと野菜で
だしとりしたスープ。
さてさて、始まりです。
昆布の説明からです。

産地を確認しつつ・・・ね。

4種の昆布は、食べても香りも
4通り。はっきりちがいます。
昆布の発酵の香りにはテラピー効果が
あります。
左の方Mさんは、
和食の基本に忠実で、研究熱心だった
亡き母の味を再現したくなり・・・・・と
申し込まれました。


いりこ(煮干)の選び方。
左の4尾は、鮮度の低いいりこ。
バットの中は、だしがらいりこ。
だしがらいりこを、風に当てて
干したものです。

中羽、大羽は、半割してつかいます。

鰹節(1本釣り本枯節)を削ります。
写真のTさんは、食に関心の高い方。
数年前、だしに惹かれ、立派なかんな
の削り器を購入されたそうですが
(なんでも形から入るわたしも迷った
新潟県の高級削り器)、どう削っても
粉になるのだとか。
で、
いまは全く使っていないのだそうです。
ああ、もったいない!
正しい削り方、覚えればカンタンです。
「気持ちいいなー!」
今日はスムースに削れています。
「そうか、また削ってみますよ」

どうぞ、つまんでください。
「ごはんが欲しい!」
「これで猫まんまつくると幸せですよ」

Tさんと、同級生のHさん。
「子供の頃、削らされました」と懐かしそう。
「そうだ、この香りだ!」
かつおの香りに感動されてました。

みなさんで削りました。

昨夜から水出ししておいただし。

左の方のご実家は、おうどん屋さん。
父は、子供のわたしに「だし」を飲ませて、
『この味わかるか』って言ってました。

2種の一番だし

試飲


昆布といりこ


基本のだしが揃いました。
野菜を切ります。
Hさんは、1才児のお父さん。
共働きですので、家事は分担。
離乳食にだし、おすすめです。
成長に必要なミネラルが摂取
できますし、基本のだしがあれば、
離乳食作りがグンとラクになります。

ごはんが炊けました。

八方だしを加えて、
おひたしができました。

お吸い物を盛りましょう。
またもや、今日もかき卵汁。
ちょっと躊躇しましたが、
・水とき片栗粉を入れるタイミング
・溶き卵の入れ方、
・卵を濁らせない方法
知りたいので、ぜひ!とのことで。
これはもう定番かな。
写真のIさん。
「食事は、毎食、お米のごはんです。
パンはいただきません」と静かにきっぱり。
お味噌の話題のとき、
「主人の食の好みははっきりしていて、
お味噌は広島の新庄のです」
お若いのに、好みのお味噌があるなんて、
好感が持てます。
「今回、だしとり教室に参加したのは
主人の母からの勧められまして・・・。
毎日だしとりはしていますが、自己流
なので、ちゃんとしたとり方を知りたいと
ずっと、思ってました」。
そうしたら、お姑さんが
「こんなお教室があるわよ」と。
ご主人のお味噌の好みのお話でピンと
きましたが、やはり、このお義母さまにして、
ということですね。
「今日はどれもおいしくて、とっても感動
しました。伺ってよかったです」と感謝され
てました。いいお嫁さんですね。

炊き込みごはん、
水菜と菜の花のおひたし、
かきたま汁

かきたま汁のあとは、いりこだしの
お味噌汁。豆腐とわかめのお味噌汁。
撮り忘れです。
飲みはじめると、みなさん微笑んで
「あーーー・・・」「あーー、おいし・・」
昆布、いりこ、味噌(大豆、麹、塩)
その栄養と旨みのマッチングに身体が
温まり、たった1椀で心身共ユルユル
ユルユル、ほぐれます。
「プラスだし」
野菜と鶏ガラ、昆布のだしです。

こして、

だしを飲むための2種のお吸い物
春菊

三つ葉

甘すぎないだし。
「身体、浄化されていくようです」とTさん。
和洋華の汁物、鍋物、煮物に、つかえます。
來月は大豆をつかっただしの予定です。