http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000270-sph-spo
日本人初の連続1回KO防衛でV9に成功したプロボクシングWBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(28)=真正=が15日、V10より転級を最優先にす
ることを明らかにした。年内に予定する次戦では「もっと激しく打ち合う試合がしたい」と実力に見合う相手を熱望。今後は2階級上のWBA世界フェザー級王
者のクリス・ジョン(インドネシア)を筆頭に、複数階級制覇への道を積極的に探る。
はじける笑顔はなかった。2ケタ防衛に王手をかけるV9。前回から9秒縮める148秒のスピード防衛にも長谷川は「こういう試合が普通と思われている」
と、喜ぶどころかなぜか嘆き節。「自分としては、もっと激しく打ち合って倒せるような試合がしたい」。エースは激闘に飢えていた。
「見ている人も飽きるでしょ」。記録より強豪との一戦-連続1回KOでも驚かれない現実に、その思いを強くした。パンチ力がバンタム級の域を出ているの
は実証済み。12~13キロの減量に苦しむ53・5キロのバンタムからスーパーバンタム級(55・3キロ)、フェザー級(57・1キロ)に上げれば、さら
に動ける自信がある。
ターゲットはモチベーションが上がらなければ意味がない。王者が「まず名前が浮かぶ」と口にしたのは、佐藤修、武本在樹、榎洋之と日本人3人を退けた
WBA世界フェザー級無敗のV11王者、クリス・ジョン。14日にWBC世界フェザー級王座を奪ったロハスについては、「粟生にリベンジしてほしい思いも
ある」と目下の敵から外した。
対決実現は、現状では決して平たんな道のりではない。長谷川の評価が国際的に高まっている一方で、知名度はまだ低いからだ。それでも山下正人会長は「階級を上げる方を優先したい」と、年内の試合に向けて積極的に動くことを明言した。
V9も連続1回KOも当たり前と受け止められる長谷川は、ヒットを打って当たり前のイチローのよう。「ほんまそんな感じ。新聞も1面じゃないしね」と苦笑いした。ダメージも少なく、3週間後には再始動を予定。短い休暇をはさみ、エースは再び高みへ向かう。
◆クリス・ジョン 1979年9月14日、インドネシア生まれ。29歳。散打から98年6月にプロデビュー。03年にWBA世界フェザー級暫定王座を獲
得、後に正規王座に。04年に2階級制覇を狙った元WBA世界スーパーバンタム級王者・佐藤修(協栄)に判定勝ちして初防衛。これまで11度の防衛に成
功。プロ戦績は44戦42勝(22KO)2分け。身長169センチの右ボクサーファイター。
右がクリス・ジョン
久しぶりにボクシングの話題。
長谷川選手の今後が気になりますねえ。
V10かフェザー級転向か・・・。
バンタム級じゃ敵なしやし
フェザー級に行ったほうがいいと思うのが個人的な意見。
フェザーならクリス・ジョンと対戦することになるみたいやけど
クリス・ジョンにも楽勝に勝ってしまう光景を想像できるんだよなぁ。
1RKOして「ごめんなさい」なんていうボクサーも珍しいよなぁ。
それだけ神的存在ってことか。