【ジュネーブ時事】混迷するギリシャの連立政権樹立協議を主導する第3党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は11日、大詰めの調整に入った。再選挙回避に向け、挙国一致内閣の樹立に望みを懸けるが、各党の利害が交錯し、綱渡りの駆け引きが続いている。
ギリシャのメディアによると、ベニゼロス氏は同日午前、最大議席を獲得した右派・新民主主義党(ND)のサマラス党首と会談した。サマラス氏は会談後、所属議員に対し「急進左派連合(SYRIZA)が連立に加わる政権でなければならない」と強調。緊縮財政策の破棄を訴えて躍進したSYRIZAの参加が挙国一致内閣の条件との考えを示した。
また、穏健左派・民主左派のクベリス党首は11日、ベニゼロス氏との前日の会談で提案した新政権について「SYRIZAを含むべきだ」と述べ、ユーロ圏残留を重視するPASOK、NDとの3党による連立の可能性を一転して否定した。