[ロンドン 23日 ロイター] 英メディアは23日、地盤沈下などで傾きが見られる英国議会の時計台「ビッグベン」について、改修費に最高10億ポンド(約1200億円)が必要だと伝えた。中国などの開発会社に売却する案もあると報じられている。
メディア各社は、英下院の委員会が同日、この問題について会合を開き、改修の必要性を指摘する測量報告書について検討する予定だと報道。一方、デーリー・テレグラフ紙は、議事堂をロシアや中国の開発会社に5億ポンドで売却する案もあるとしている。
これに対し、委員会のスポークスマンは測量報告書の存在を否定し、委員らが長期的な改修について検討するグループの設置について話し合っているだけだと説明。議事堂の売却案についても「そのような協議はない」と一蹴した。
1858年に建設された高さ96メートルのビッグベンは、北西方向に約46センチ傾いているという。ただ、建築の専門家は、傾斜が懸念されるほどになるまで1万年かかるとし、現時点では心配には当たらないと話している。