[ポルトープランス 10日 ロイター] ハイチでマグニチュード7.0の大地震が発生してから12日で2年が経つが、復興への道のりは長く、未だに家も職もない生活を余儀なくされている人々が多い。
2010年1月12日にハイチを襲った地震では約30万人が死亡し、150万人以上が家を失った。地震後、同国には数十億ドルの支援が寄せられたものの、首都を通る道路には土埃が舞い、依然として50万人以上がテントでの最低限の暮らしを余儀なくされている。
ハイチ人のほとんどは、世界各国からの支援で、多くの命が助かったという認識で一致している。ただ、国民に十分な働き口を提供するための支援については、まだ不十分だと感じている人は多い。
テント暮らしを続ける2児の母親(32)は、「今私にとって一番大切なのは仕事を見つけることだ」と切実に語る。以前は店員として働いていたが、地震で店が倒壊し仕事を失った。同国では、人口の7割が失業中のままだ。
一方で、海外からの支援で新たに建設された大学や医療施設の開業が迫るなど、少しずつだが前進している兆しもある。新校舎で勉強に励む学生もおり、希望を捨てずに前を向いている若者の姿も見られる。