【カイロ=長谷川由紀】エジプトの首都カイロ中心部で16日、暫定統治する軍政に抗議して政府庁舎前で座り込みを行っていたデモ隊を軍部隊が排除しようとして衝突が発生した。
衝突は17日も続いており、国営通信によると少なくとも9人が死亡、約360人が負傷している。
今回の衝突は、11月28日にムバラク政権崩壊後初の人民議会(下院)選が始まって以来、最悪の規模となった。多数の死傷者が出たことで再び緊張が高まる恐れがある。
衝突は、デモ隊が軍部隊に投石や火炎瓶などで反撃したため拡大した。衝突の様子を伝える映像や写真がインターネットなどで流れたため、軍に反発する市民がさらに集まってきて騒ぎに加わったという。