私の右の掌には、
小さな傷跡があります。
人差し指と親指の
ちょうど真ん中あたり。
緩やかなカーブを描いた、
約5mmの小さな、
白い傷跡。
これは、
私が 幼い頃
やはり幼かった姉に
思い切っりつねられた、
その傷跡。
覚えているのは、
家の廊下に、
向かい合って立っている
姉と私。
そして、
歯をギリギリ言わんばかりに
くいしばりながら、
にっこり微笑んでいる姉の顔。
そして、
その笑顔と反対に
親指と人差し指の爪で、
私の掌を
『ツマミつねり』…
私命名
『イジワルつねり』
をしている姿です。
こんな大人になっても
傷跡が残る程つねるなんて、
何てヒドイ事するんだ!!
いやいや、
きっと私は
凄く生意気な事を
言ったか、
やったか、
…したのでしょう。
この傷跡に触れる度に
いつでも、
姉につねられた
色褪せた
あの時間に
戻れるのです。
いい様な
悪い様な…。
小さな傷跡があります。
人差し指と親指の
ちょうど真ん中あたり。
緩やかなカーブを描いた、
約5mmの小さな、
白い傷跡。
これは、
私が 幼い頃
やはり幼かった姉に
思い切っりつねられた、
その傷跡。
覚えているのは、
家の廊下に、
向かい合って立っている
姉と私。
そして、
歯をギリギリ言わんばかりに
くいしばりながら、
にっこり微笑んでいる姉の顔。
そして、
その笑顔と反対に
親指と人差し指の爪で、
私の掌を
『ツマミつねり』…
私命名
『イジワルつねり』
をしている姿です。
こんな大人になっても
傷跡が残る程つねるなんて、
何てヒドイ事するんだ!!
いやいや、
きっと私は
凄く生意気な事を
言ったか、
やったか、
…したのでしょう。
この傷跡に触れる度に
いつでも、
姉につねられた
色褪せた
あの時間に
戻れるのです。
いい様な
悪い様な…。