近頃はとんと
見かけなくなりましたが、

少し前は、
朝、私の利用する電車に
おサルさんな女性が
乗っていました。

彼女は
私と同じ駅から乗車で、
60代後半とみられる、
小柄でがっしりした体型。

別にお猿顔ではありません。

では何故彼女を、
『おサルさん』と
私は呼ぶのか…?

いつも私達が利用する
電車内は
80%ほどの
混み具合でした。

なので、
私達が電車に乗る時は、
吊革を持ち
誰かが座っている席の前に
立つ事になります。

途中で
自分の前の席が空くと、
座れる事もあります。

ある時、
いつものように、
吊革につかまり
立っていると、

私の二つ隣の前の席が
空きました。

その近辺に立っている
人が座るもの、
と思っていると…。

ぐっと向こうの方から、
『うんてい』をする
おサルさんのように

吊革を凄いスピードで
渡ってくる彼女が
見えました。

あまりの速さに、
周りの皆が
ポカンとしているのを尻目に、

おサルさんの彼女は、
今空いたその席に
ストンと着席。

絶対に座りたい!
という強い欲求の
あっぱれさに
感心しましたが、

それよりも、
その移動の速さと手段に
感服。

お~い、
おサルさん!

また、あの技を
見せて下さ~い!!