夕方前に
犬の散歩に行った時。

自転車にまたがり、
歩道から車道を
じっと見ている
小学校低学年くらいの
女の子が気になりました。

視線の先を見ると、
そこには
道路に横たわった
仔猫の姿。

仔猫が既に死んでいるのは
傍目にもわかるほど。

と、女の子は、
いきなり自転車をこぎだし
少し離れたところで止まりましたが、

思い返したように、
自分がさっきいた場所まで
戻ってきて

再び車道を
じっと見つめていました。


気になりながらも
散歩を続行した私。

でも、あのままの
仔猫と女の子の事が
気になって
仕方がなくなり

私も再び
さっきの場所に
戻りました。

やはり、
彼女はそこに居て、
相変わらず、
車道を見つめていました。

彼女に近づいて
『あの猫が気になるの?』
と聞くと、
小さく頷いたので、

車の流れが切れるのを待って、
仔猫を歩道に連れてきました。

彼女は仔猫を
心配そうに覗き込み

『生きてる?』。


結局、
仔猫は野良猫で、
埋めてあげる場所も
わからない、
との事なので、

私が連れて帰り、
実家の裏山に
お墓を掘って
埋めてあげました。


動かないけど、
もしかしたら
生きてるかもしれない…。

そう考えると、
どうしていいかわからないけれど、
何とかしたい…。

ちっちゃい頭と
大きなハートで
一生懸命考えていたんです。


悲しい出来事の中で、
綺麗な心を見せてもらい、

幸せな一日でした。