福江島 Jul '23 : 水ノ浦教会 | 新・旅と酒の記憶

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2か所目に訪れた教会

 

水ノ浦にある

 

水ノ浦教会

 

1938年(昭和13)建立
教会の保護者:被昇天の聖母

 

 

江戸時代末期に大村藩領から移住した潜伏キリシタンのうち、5人の男性とその妻子らの移住にはじまる

かれらは仏教徒を装いながらひそかにキリスト教を信仰する日々

 

1866年(慶応2年)のころ、上五島の信者が水ノ浦に来て、長崎の大浦にキリシタンの教会が建っていることを告げた。

同年11月8日、水ノ浦の帳方など3人が長崎に行き、プティジャン司教に面接してメダイや十字架をもらい受け、帰島した。

 

1868年(明治元年)12月25日、水ノ浦のキリシタンたちが帳方の家に集まって祈っているところを役人に踏み込まれるという事件があった。4~5日後、30余名の男性が捕らえられ、急ぎ牢にしつらえた同帳方宅につながれた。

1869年(明治2年)大半の信徒はに出牢を許されたが、主だった8名はさらに2年あまりを牢内に留めおかれた。

 

1880年(明治13年)禁教の高札撤去から7年後、水ノ浦の信徒たちは、水ノ浦湾を一望する小高い丘の上に最初の教会を建立した。

 

 

 

60年近くの歳月を経て老朽化し、建て替えられることになり、

1938年(昭和13年)設計・施工が鉄川与助で、雲仙に建てる予定だった教会が諸般の事情によりとりやめとなり、

その資材をそのまま買い受けて進められた。

 

ロマネスク、ゴシック、和風建築が混在した白亜の教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇る