保守的体制を改める事が日本を元気にする（日本経済再生のキーワード）

東京電力という会社をみていると旧来の保守的な企業体質が様々な弊害をもたらす、時には老害という言葉も当てはまるであろう。
特に保守的体質と思うのが、経団連の存在である。とにかくスピードが遅いというか、大企業病におかされている。零細中小企業の最大の弱点は資金力であるが、経団連は豊富な資金を武器に財界に君臨しているのである。大きい物が勝つ世の中とはどうかと思うが、中小企業やとりわけ零細企業の場合だと小回りが利く商売をしている。この事は大企業ではなかなか出来ない事であろう。
いずれにしても商売は信用が大切なのである。信用の価値判断として、時間・金（支払）・能力才能、人柄という信用があるでしょうか。時間を守る事やお金の部分は努力やがんばり、無理をすれば他力本願も含め何とかなりますが、こと人柄というのは「三つ子の魂百まで」ということわざの通り改善が難しい部分です。
能力というのは、身体的特徴で難しいとか、速く走れとか重い物をもて、絵を上手に描け、音楽を上手に演奏しろなどはある程度は訓練でどうにかのびるかもしれませんが、向き不向きがあります。気質という部分もあるでしょうか。
「人にすかれやすい人」とか「接しづらい人」「人なつっこい人」などいろいろな性格があったりする訳です。人相が悪い人が心が優しい人もいるでしょうし、紳士的な人でも人を陥れてやろうと考えるひともいででしょう。そういう意味で、時間と金は信用のもっとも基礎的な部分で、時間は人間以外の動物を含めて平等です。アインシュタインの相対性理論の話をしだすと長くなるので割愛。


お金を稼ぐ方法とは、人を使うか、自分が働くか、人を使うかの三通りです。
結局は、「財の提供・役務の提供・情報の提供」が商売です。

結局現代社会に置いては、発想力（アイディア）と人材の活用、運用と知恵でしょうか。
人材の活用がうまい会社程成功していると言えるでしょう。

さて、考え方が国際的になってきている昨今、消費者目線で考えてこれをこうしてほしいという事が実現されていない事が、不信感をもったり、反感を持たれる事があります。
競争原理が働いていない分野があります。それは電力です。
自由化されていい事例としては通信分野が大きな変革でしょう。

また、行政的指導による弊害も多々あります。行政的な問題はやはり政治圧力が必要と言えなくもないでしょう。
そういう意味で政商と呼ばれる人がいる事は事実でしょう。
事実、行政機構も封建的な体質が最大の問題であるように感じています。

封建的な行政機構であるから、結果として、政治的決着や裁判があると言えるのです。

日本経済への最大のカンフルは、赤十字の募金活動に観られるように善意の心的な部分や、政治行政の汚い部分がクリアな状態で民間主導が一番であった事でしょう。
やはり、復興ファンドの結成が日本を復興させる切り札でしょう。
民間主導や政治による法律のさじ加減もありますが、あとは、行政を以下に使い倒し使いこなすかかというトップの姿勢にもあるでしょう。