誰もが気になる話題としてVHF帯航空無線電話117.975~137MHz(空地データ通信を除く)の
周波数割当(バンドプラン)を25kHz間隔から8.33kHz間隔へ移行させる事は概ね決定しています。
既にEUヨーロッパでは8.33kHz間隔ナロー化が完了しました。
しかし南北アメリカ大陸においては逼迫していない必要性が無いとして8.33kHz導入は見送られた
様ですが、日本を含めたアジア・オセアニア地域においてはまだ導入に向けた各国法整備等具体的に
動いた情報はなく私が知る範囲では5~6年前に総務省か技術要件・案・答申まで至ってストップ
しているはずです。
※私が把握できなかったのであれば何ですか(爆)
ここからが航空機スポッターでありアマチュア無線絡みの話題として掘り下げますと
2000年以降に発売された広域帯受信機や広域帯受信対応アマチュア無線機は
周波数ステップ設定がほぼ8.33kHz間隔に設定出来ます。
ただし厳密には8.33kHz間隔に等しく「チャンネル」という概念を用いると並んでいません。
図の様に中心周波数に対してAMの占有幅6kHz以下であれば等しく8.33kHz間隔で一斉に
全ての航空無線機を交換すると対応出来ますがどうしても移行期というものが必要である事。
全ての航空無線機を交換又は改修するにはコストが莫大になる事から25kHz間隔を踏襲しつつ
その間に8.33kHz2チャンネル2波押し込むという割当方法になっています。
つまり「変則8.33kHz間隔のナロー化」ですね。
では古い広帯域受信機や広帯域受信対応アマチュア無線機はどうするのか
中には最少周波数ステップが5kHz間隔設定可能であれば中心周波数からズレる
fズレ受信しても占有周波数帯域の枠内に収まる周波数で受信する事で若干受信信号強度や
音のひずみが生じる場合もありますが受信できます。
しかし大半の方は8.33kHz間隔対応でしょうし高級機になると最少1Hz単位から任意設定
可能な為問題ないと考えていますが・・・いつ導入するんでしょうね?
もしかしたら導入見送るのかもしれません?!
平成24年7月11日
無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集の結果及び
電波監理審議会からの答申
-VHF帯航空無線電話の狭帯域化-
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban15_02000042.html
VHF帯航空無線電話のナロー化の概要