一度は経験する?!HDD/SSDクラッシュと対策方法 | さっぽろ旅客自動車・航空機・鉄道 (丘珠空港中心?!)

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引取ったPCをWindows10にアップグレード

https://ameblo.jp/dash8rjco/entry-12542201910.html

NAS

https://ameblo.jp/dash8rjco/entry-12467484777.html

軽量版Linux

https://ameblo.jp/dash8rjco/entry-12467476528.html

まだXPですか?
https://ameblo.jp/dash8rjco/entry-12467476329.html

 

等雑記<役に立つかも?!>コーナーで書いて来ました。

今回は先般札幌で書いた引取ったPCをWindows10にアップグレードの記事

に関した続きの様なものでHDD/SSDをいつ交換すべきかについて

私なりの考査から書き綴ります。

 

格安でも何でもメーカー発売日から年数が5~7年経過した中古パソコンや

新品で購入したパソコンでも5~7年使い続けているとボチボチ使用頻度によっては

HDD/SSD交換を検討する時期に入ったと言えます。

 

HDD/SSDの寿命

HDDの場合25,000時間~36,000時間と言われていますしSSDの場合は

その1.5~2倍とも言われています。

実際の所この時間数より早くクラッシュする場合もあればもっと長く正常に

動作している場合もありますが目安としては25,000時間~30,000時間で定期的に

交換した方が良さそうです。

 

HDD/SSDの健康状態をチェック
CrystalDiskInfo

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/crdiskinfo/

 

HDD/SSDの健康状態をチェック出来る無料ソフトが沢山ありまして

CrystalDiskInfoは有名な無料ソフトでヘビーユーザーの方は一度使った経験者も

多いと思いますがこれを使いますとHDD/SSDの電源投入回数~使用時間ほか

各項目別でエラーや不良個所数等も調べて正常かどうかを確認出来ます。

 

特に中古パソコンを購入又は譲渡されてみたものの

どの程度使いこんで劣化しているは判りませんので

購入直後等は必ずこれで調べた方が良いでしょう。

 

 

下図は自宅のサブで使っているデスクトップ機500GBHDDの状態です。

CrystalDiskInfo他この手の診断ソフトは

Self Monitoring, Analysis and Reporting Technology
HDD/SSDの障害早期発見や故障予測する機能から読み取って

検出していますが詳細はウィキペディアをご覧ください。

ウィキペディア S.M.A.R.T.スマート

https://ja.wikipedia.org/wiki/Self-Monitoring,_Analysis_and_Reporting_Technology

 

まぁ~S.M.A.R.T を理解していなくともHDDの各項目の  しきい値 を超えるとHDDが

正常か注意等状態を表示してくれますので注意の表示があれば交換時期でしょうし

使用時間25,000時間超で正常でもボチボチ交換した方が無難です。

 

S.M.A.R.T主な項目

01 リードエラーレート
データを読み込む前に発生したエラー割合で

この数値が悪いと異常がある可能性が高いもの即使用不能になる事はありません

05 代替処理済セクタ数
不良セクタにより、再割当てされたセクタ数

07 シークエラーレート
磁気ヘッドが移動(シーク)に失敗した割合でHDDに物理的な問題が生じている可能性があります

0C 電源投入回数
HDDの電源(通電/遮断)ON/OFFした回数

C2 温度
HDD温度

C5 代替処理保留中のセクタ数
不良セクタ待機率

不良セクタ化が検討されているセクタ数

C6 回復不可能セクタ数
オフラインスキャンで発見された回復不可能なセクタ数

03 スピンアップタイム
モーターが規定回転数に到達するまでの時間

04 スタート/ストップ回数
モーター始動回数

09 使用時間

HDD累積稼働時間

0A スピンアップ再試行回数
スピンアップに失敗した回数

0B キャリブレーション再試行回数
キャリブレーション(熱によるオフトラック現象を自動的に補正する機能)を再試行しようとした回数

C1 ロード/アンロード サイクル回転数
磁気ヘッドが磁気ディスク表面から退避場所に退避し、その後再び磁気ディスク表面に戻った回数の合計

C4 セクタ代替処理が発生回数
セクタの代替処理が発生した回数

C7 UltraDMA CRCエラー数
DMAモードでのデータ転送中に発生したCRCエラー数

C8 ライトエラーレート
データの書き込みに失敗した割合

 

 

HDD/SSDのクローンを作成し定期的にバックアップする方法

NASの件でも少し解説していますがHDD/SSDが大容量化しWindowsXPを使っていた

初期の頃まではパソコンのデータバックアップをCD-R/DVD-R等でも良かったものの

今やHDD/SSDが最低100GB以上~多い方ですと2TBや4TBととてもですが光学記録メディアで

バックアップを取るのは非現実的な方法です。

となると外部ストレージでNASやサーバを用意して・・・という事も以前紹介しましたが

パソコン単体でとなりますと今内蔵されているHDD/SSDを取り外してHDDクローンスタンド等と

呼ばれている機械に差し込み空のHDD/SSDに丸ごとコピーするクローン化が手っ取り早く安価で

確実な方法です。

 

以前はEaseUS Todo Backup Free等クローニングソフトを使っていましたが

HDDクローンスタンドが安価で入手出来るようになってからはクローニングソフトを辞めて

こちらに乗り換えたという方も多いです。

 

EaseUS Todo Backup Freeに関してはこちらの公式サイトで仕様等をご確認下さい。

EaseUS Todo Backup Free

https://jp.easeus.com/backup-software/free.html

 

玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 

パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き

https://www.kuroutoshikou.com/product/case/original/kuro-dachi_clone_erase_u3/

 

これですとAmazon等で4,000円切った価格で販売されていますし

パソコン以外にもHDD内蔵録画機のHDDクローンも作れるため1台持っていると

頻繁に使用しなくても便利です。

 

起動しないPCのHDDを差し込んで正常に動作するPCとUSBケーブルで接続し

HDDを調べてOS領域が仮にクラッシュしていても他のデータファイルを救出・サルベージ

可能な場合もありますのでヘビーユーザーもそうでない方にも便利なツールです。

サルベージできない場合もありますが・・・

そういう時は専門業者に依頼しましょう(汗)

 


 

SSDは救出サルベージ困難

この話を先に書くべきだった気もします(汗)

HDDの場合ディスクをモーター回転し磁気ヘッドを可動させて読み書きするのに

対してSSDは半導体メモリーで電気的に読み書きさせるため半導体そのものが故障すると

読み書き不能であれば一部の領域からデータファイルを救出サルベージするという方法が困難で

専門業者に依頼してもHDDに比べて時間やコストが相当かかります。

ここは少しパソコンの知識があって自作パソコンや改造を手掛けている人がサルベージ作業

出来る範囲を超えていますので試しにSSDがクラッシュした物を手掛けてみましたが

駄目でした。

不可能とは言いませんが素人がSSDのサルベージ出来た場合は故障原因が運よく致命的では

なかったから・・・とも言えます。

少なくとも私の経験上専門業者に依頼するしか手は・・・。

 

ごちゃーーーーーーーーーっと書いてみましたが

定期的にHDD/SSD交換をオススメします。

 

ご自分で作業困難な場合

ご自分で作業困難な場合はパソコン専門店でも

HDD/SSDのクローンや交換はやってくれますので相談の上見積を取るか

あるいは定期的に外付けHDD/SSDでも良いのでパソコン内蔵HDD/SSDのデータファイルを

1年に1度位はバックアップを取る習慣をつけた方が良いでしょう。

 

パソコン工房 https://pc-support.unitcom.co.jp/?pre=cmm_hnv_015

Do夢 https://www.at-mac.com/

ドスパラ https://www.dospara.co.jp/service/share.php

ドスバラ データ復旧 https://www.dospara.co.jp/service/share.php?contents=datarescue

 

交換するならHDDとSSDどちらが良いのか?

ノートパソコンの場合はじめからSSDならSSDでクローンを作って交換する事になるケースが多いと

思いますがデスクトップ機の場合HDDからSSDでクローンを作る選択も可能です。

 

SSDの方がデータ転送速度が速い為動画編集やゲーミング等の用途で使っているなら

SSDですがSSD単体の価格はHDDに比べると数年前より下落しているとは言えまだ価格差があり

500GBや1TBのHDDは4,000~6,000円に対して

480GBや1TBクラスのSSDは5,000~10,000円又はそれ以上です。

HDD/SSDも数年前に比べねと大容量化しつつ実勢価格は常に下落傾向にある為

今後HDDとSSDの価格差がなくなるかもしれません。

 

私の場合ノートパソコンはSSDですがデスクトップ機はHDDとSSD両方使っています。

正直書きますと私はゲームしませんし動画編集を多少する事はありますが

HDDても足りている感がありSSDとHDDどちらか・・・という拘りがあまりありません。

しかし少しでも転送速度が速い方が良いのであればSSDですね。