モコ太が再生医療を受けるまで | ~マルチーズ☆モコ太の日記☆~

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わんこ初心者といいつつ、モコ太はすでに立派な成犬に。
でも 今でも不思議と発見がいっぱいの毎日を送っています。
このブログを通じて沢山の方と交流できたら嬉しいです。
ただいまモコ太の妹を募集中~☆☆☆


ここ何回かは、自分の記憶が鮮明なうちに 病気について書き留めておこうと思います。画像少なめの何分拙い長文で読みづらい事が多々予想されます。ご了承くださいね



今モコ太は、後頭骨形成不全症候群(COMSとかキアリ奇形とも言うようです)と水頭症を患っています。

生まれつき後頭骨が内側に入り込んでいて、脳脊髄液の流れが悪くなり脳内に溜まり、脳室が拡大し 脳圧がかかる事で様々な神経症状が出てきます。

1年程前から 夜中に変な鳴き声、吠えるというより、ハウリングというものを数ヶ月に1度位するようになり、多分それが病気の前兆だったのだと思います。今年に入って頻度が徐々に増してきて、3月に初めて癲癇発作を起こしました。そこから大学病院へ行き、4月下旬MRI  の検査で2つの病気が発覚しました。


後頭骨形成不全症候群の治療は、 後頭骨を削り、脳脊髄液の通りを良くする外科手術になるそうですが、大手術のわりには削った後も 硬い繊維質が生えてきて 再発する確率が高く リスクもあると大学病院で聞かされました。


また 治療法がシャント手術しか方法がないと言われる水頭症。
その手術というのは、頭蓋骨に穴を開けてお腹まで管を通し頭の上から弁を出し脳圧を手動で調整するとかいう、もう聞いただけで倒れそうになるような、 そんな選択肢しかないのです。


モコ太の脳室は、35% …。程度としては、中〜重度で決して楽観視できない状況だそうです。


お薬の種類、量と回数を増やしても、どんどん大きくなって襲ってくる発作。
御守り代わりにと、大学病院でもらった液体の発作止めのジアゼパム(ホリゾン)もこの前の発作では中々効いてくれなかったし、 今度発作を起こしたら、本当に命の危機に陥るんじゃないかと、もう居ても立ってもいられない状況でした。


苦しむモコ太の身体のために、何か可能性のあることを!今回藁をも掴む思いで、再生医療(幹細胞療法)を受けることにしました。


水頭症の再生医療は、まだ症例数がごく僅かで、高額(幹細胞1回の投与で4-5万円✖️4回程度)のわりには、改善回復の立証がまだデータとして出てきていないそうです。


今回この再生医療を受けるにあたっては、そもそも情報が少なくて J−ARMというところに相談をさせていただきました。

以前テレビの特集で見た "大阪にある 下半身不随のワンコを治せるすごい獣医師"  という曖昧な記憶からどうにか検索して辿り着きました。
そのすごい病院は、大阪の阿倍野区にあって、行けるものなら直ぐにでも飛んで行きたい…けど…何しろ遠い、今のモコ太には遠すぎる。健康な子なら新幹線でささっと行けるだろうけど、モコ太はいつ発作を起こすかわからないし、脳に圧がかかるような速度や高度は良くないと、大学病院の先生から言われて なるべく移動距離を抑えたい。


そこで、その病院の住所が事務局になっている 前出の 東京事務局に今回相談したんです。
サイトを見る限り 全国に再生医療が受けられる病院は沢山ありました。でもその殆どが個人医院だし、正直、心配。いや、かなり、心配になって…どうやってこの私のような一見が その中からモコ太に合う良い病院を探し当てられるのかと。

お話しを伺ったところ 数ある病院の中でも 水頭症の例が少ないと言うことと、冷凍庫の条件などにより他家、自家、どこの病院でも対応可能とはいかないらしいのです。
モコ太は4月下旬にMRIの検査で全身麻酔をしているから、麻酔をして腹部から自分の幹細胞になる組織を取り出す自家培養という方法ができないのです。他のワンコの細胞を使用する 他家細胞の場合、-196度で凍結保存できる機能のある冷凍庫を所有している病院に限定されるそうで その条件を満たしていないと、せっかく病院に行っても対応してもらえないことなど、色々と教えて頂きました。
その後も、病院に確認の連絡を取って頂いたりして、電話での相談なのにとてもとても親身で丁寧で温かい対応をして頂き、今回の病院に決める事ができました。感謝です!もはや次の発作を待つしかなくて、 途方に暮れていた私は、電話の最後の方では、もう有り難くて有り難くて…涙が溢れ出ていましたえーん



今回幹細胞治療を受けた病院は、私の勤務先からかなり近い事と、知り合いが何人もその病院にお世話になっていて、そこの地域では評判が高く、24時間救急対応!、今大学病院とホームドクター、夜間救急3つ掛け持ちの身のモコ太には夢のような病院で、迷わずそこに決めました。
古くてね、最新鋭の設備の綺麗な病院って感じではないけど、獣医師がいつも5-6人いる規模的には大きな病院に入るかな。


院内には、再生医療のパンフがありました。

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モコ太は今後、どうなるのか。
またあの恐怖の発作が起きたらどうしようそんな不安は尽きません。

長くなってしまいましたので、治療の詳細は次回にしますね。



最後まで読んで下さり ありがとうございました

最後まで読んでくださった方に
サービスショットです。
今お夕寝中のモコ太さん
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