万人に避けられないもに「死」がある。
生まれた時から死に伸びる赤くて細い線。
でも川村カオリの線はあまりに短すぎる。
立花隆の「臨死体験」という本がある。
死を科学的に解明しようとした本で、
決して宗教的なこともスピリッチャルなことも書かれていない。
上下巻に渡る本で書いてあることはかなり難しい。
こんな暑い季節にオススメはできない。
人は死ぬと、視点が肉体から離れてやがてトンネルに入っていくらしい。
その時は恐怖も不安もなく、至福の幸福感に包まれるらしい。
やがてトンネルを出るとお花畑があって遠くに先に亡くなった人たちが呼んでいるらしい。
それ以上のことはことは分からない。
帰ってきた人がいないからだ。
あの世は時間の進みがこちらよりゆっくりというのも分かっている。
体ではなく動くのは視点。
言語もその人の言葉。
まだ分かりらないことは多いが、川村カオリの冥福を祈るしかない