今日11月23日㈰、松阪市のベルファームで第74回松阪牛共進会が開かれました。予選があり50頭が通過、一次審査を合格した8頭が二次審査へ。どれも形も肉質もレベルが高くて孤高の牛です。 優秀賞1席に明和町の中尾教昭さん「かずみ」(686キロ)が選ばれ、5259万円で競り落とされました。牛一頭が5259万円とはどういうことだい!!!!!!!!!!!!家畜一頭の値段ならギネスブック並みのお値段か?
松阪牛は兵庫県の子牛を松阪市を含む近隣市町村で900日以上肥育した雌を言います。厳密に言うと生産地域は、市町村統合前の下記の地域です。
松阪市、津市、久居市、伊勢市、白山町、一志町、香良洲町、三雲町、嬉野町、明和町、美杉村、小俣町、御薗村、玉城町、多気町、勢和村、飯南町、飯高町、大台町、度会町、大宮町、宮川村
ちなみに松阪市内の老舗では細切れが100g当たり400円程度からすき焼き用の上肉が700円程度で売られています。1000円も出せばもう最高のお肉です。もちろん上は際限がない値段です。今年の優勝賞一席なら単純計算で100g当たり7800円というお値段。
伊勢エビが海の幸なら、松阪牛は山の幸です。この松阪肉ですが、名峰伊勢三山の中央にそびえる白猪山の麓で肥育され、この地区から優秀賞一席を取った回数は10回です。ここは日本の棚田百選に指定されてる「深野の棚田」があります。何と言っても体調が悪くなると牛小屋に寝泊まりするとか、午後は棚田の道を散歩させるとか、血行をよくするために焼酎を吹いてマッサージ、夏は食欲増進のためにビールを飲ませます。こんな長閑な山上の楽園で孤高の松阪牛は肥育されてるのですね。
ちなみに今日の配付された資料によるとこの地区から優秀賞一席を受賞されたレジエンドは下記の通りです。
宇助さん 21回 31回
己吉さん 20回 37回 49回 50回 56回
治郎さん 42回 44回 46回
最優秀賞が決定したので、屋台に繰り出しました。松阪牛と飛騨牛の食べ比べが1500円です。かなりお値打ちです。高いので500円のを二つ頼みました。
500円なのでこんな感じです。それでも美味しさは最高です。あと500円出したら松阪牛と飛騨牛のを食べられたのに!!!
牛串だけではお腹が足りないので伊勢湾のたこ焼きを食べました。黒潮躍る熊野灘で採れる蛸は身が締まっていて美味です。
たい焼きと思えば、松牛焼です。あんこには牛しぐれが入っています。これはまた美味しいんです。
松阪市内にある「一升瓶」という焼き肉屋さんの特設焼き肉会場。七輪に炭で焼くお肉は最高でしょう。それにしても煙がたくさん上がっています。市内には一升瓶の店舗が数軒ありますが、お値打ちに松阪肉を食べることができます。
会場は屋台だけでなく、相可高校食物調理科の松阪牛弁当が売られていました。買いに行ったら売り切れでした。相可高校食物調理科と言えば、テレビドラマ「高校生レストラン」が有名です。また、相可高校生産経済科では、松阪牛を肥育しており見事予選を通過していました。高校生で予選通過するとはお見事です。松阪牛共進会は毎年11月第四日曜日に開催されます。






