三重県津市美杉の竹原に淡墨桜が咲いています。昨日が満開でした。それでも今日も満開と言ってもいいと思います。
カメラマン達がわんさか押しかけています。
ここは神去りなあなあ村、映画ウッドジョブの舞台です。いよいよ本格的な春になりました。美杉は山間地にあるので寒いのですが、今日は暖かい春そのもの。
茶園の前にある淡墨桜。真っ青に晴れた桜は凜として立っています。長い冬がやっと明けたという感じです。麓の集落も春の到来にほっとしているでしょう。
今日のお目当ては二つあります。美杉奥津のミツマタです。
この季節に黄色い花を咲かせます。もともと和紙の原料になるミツマタですが、春には真っ黄色となります。
美しい杉を背景に黄色く色づいた花びらは美しい。
杉の林にはミツマタの芳香が漂っています。スイセンのような花につんとする香なのですが、少し違います。それは春の香です。
森全体がこんな感じで、黄色の絨毯になります。これでも六分咲きと言ったところで、最盛期にはまっ黄っ黄になります。もう二三日は必要かと。接写してみると花びらの内側は黄色で、外側が白色です。開花状況と言えば満開なのでしょう。でも、花びらの開きが今一歩なので内側の黄色が見えにくくなっています。やはり内側が完全に開けば美しい杉林の下には黄色の世界が広がるのでしょう。
棚田に咲くボタン桜を撮りました。近くには日本の桜百選の三多気の桜があります。これはまだ咲き始めるのが二週間は必要でしょう。
ウッドジョブに出てくるお婆さん達はたばこを吸って麻雀をしてたり、だれでもマムシを踏んづけて皮を剥いで、マムシ丼にしていまいます。でも、それは昭和の話。
神去りなあなあ村は、桜とミツマタの花の季節を迎えていました。