大陸の寒気団は過ぎ去って今朝は三月のような温かさが戻ってきました。ネコヤナギが陽光に照らされて暖かそうです。温かさに目覚めて花粉をつけているのもいます。
枯れススキは枯れに枯れて朝日が金色に穂を染めています。綿帽子の種も木枯らしに吹き去られてどこかへ飛んで行きました。
新芽を見つけ! あんなに木枯らしが吹き抜けていたのに、寒さに目覚めて芽吹きました。ちよっと春が近づいたかも。
お地蔵さんを祭るそばに咲いているシロウメの老樹。蕾が膨らんで一輪だけ小さな花を咲かせました。春は近づいています。
隣からはスイセンの芳香が漂っています。スイセンのまっ白な花びらは朝日に透過されて脈まで映し出しました。
棚田に咲くホトケノザ。枯れ野だった茶色の畦道はいつのまにか緑に変わって、そこから薄紅色の花びらの群落を着々として広げています。薄紅の仲間はどんどん増えて、名峰白猪山の麓まで届きそうな勢いです。仏像の基壇の形をしているところから名付けられた花の名前。いったいこの畦道にはどれだけの仏様がいらっしゃるのでしょう。それは日ごとに増えて一面は緑から薄紅色に変わります。