松阪牛まつりがベルファームで行われました。予選を通過したのがわずか50頭、その中から肉付きや毛並みなどを審査して、最優秀の牛は数千万円の値がつきます。最高は、五千万円で家畜一頭の値段ではギネスブック級の高値です。今年は3032万円で津市の朝日屋というお肉屋さんが落札しました。
会場内は屋台が出ています。陸前高田市からホタテの屋台があってこれまた美味しそう。松阪市は陸前高田市と友好関係にあり、東日本大震災では市役所の職員やボランティアを送りました。
松阪肉というと高価なのですが、市内のお肉屋さんでは100グラム600円程度からあります。細切れという骨に着いているお肉は400円程度で、この部位が一番美味しいです。すじ肉はおでんに入れれば最高で250円程度です。松阪肉は骨まで松阪肉。皮は財布などに加工され、捨てるところはありません。内臓はホルモンになり、これがまた美味しい。
最優秀になった人は、千人分のすき焼きを来場者に振る舞うことになっており、大盤振る舞い。会場は「高校生レストラン」でドラマになった相可高校食物調理科の生徒達が作った松阪牛弁当が売られていました。買おうと思ったらすぐに売り切れ。今年も食べはぐれました。
品評会には歳を重ねたレジェンド達も顔を出して鋭い目つきで評価をしていました。なんと言っても午後は牛を散歩させたり、ビールを飲ましてリラックスさせたり、焼酎を全身に吹きかけてマッサージをする肥育方法。美味しいお肉はここから生まれるのでしょう。
広い会場には松阪牛の焼き肉を食べることが出来、七輪からもうもうと煙る姿は滑稽でした。
松阪牛まつりの様子を2分にまとめました。画面をクリックするとご覧いただけます。