やっと雨が上がりました。木々はどれだけ色づいたのでしょう。川辺の原生林は赤くならないうちに葉を落とし始めました。それが川底に溜まって、そちらの方が美しい。朝、まだ昨日からの雨雲は白猪山にかかっています。それでも晴れに向かうことは雲の動きで分かります。
朝日が昇るとススキの穂が輝きました。その向こうには銀杏の木。一雨毎に秋が深まります。
道ばたに落ちた栗の木の落とし物。美味しそうなのに、お猿さんも猪も食べません。
茶花の季節になりました。冬も間近。ふんわり咲いています。
コップブラシは雨粒を集めて重く垂れ下がっています。
青虫はここでさなぎになるのを決めたようです。どんどん変態を繰り返しています。体はもう硬くなって動きません。早くさなぎにならないと冬が来ます。
ペンステモンの小さな花には雨粒が絡まって、一層美しくなりました。薄紫の花びらが緑に囲まれて美しい。それもそのはず、花言葉は「いつまでも見とれています」なのですから。
紅葉はまだ紅葉していません。朝日が楓の葉っぱに透過して、幹まで緑に染まりました。これが赤く色づけば幹も紅潮するのでしょうか。