ロバさんとサラブレッドのおせち料理 | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 ロバさんとサラブレッドのおせち料理を紹介します。

 

卵焼き

煮付け物 黒豆 こんにゃく ごぼう ニンジン 里芋 鰤 ホタテ

栗きんとん

昆布巻き

聖護院大根の酢漬け

雑煮

ヨーグルト

ジャコと大根おろしポン酢

 

 米、大根、カスピ海ヨーグルトは自家製 ジャコは答志島の物で、ポン酢は畑のかぼすから、 イチゴジャムはイチゴ農家製、蜜柑は紀宝町の無人市場で購入。できるだけ自家製と地元食材で固めました。

 

 おせち料理は縄文時代後期に稲作が伝来し、少なくとも弥生時代には作られていました。初めは季節の変わり目の節句などに作られていたお料理です。それが正月料理を指すようになりました。平安時代には定着し、江戸時代には庶民まで広まりました。重箱に詰めるようになったのは明治時代です。

 

 最近はスイーツおせちなどもあり、「何だこりゃ?」と言いたくなります。これはもはや芸術品。見るからに美味しそうです。

 

 さて、松尾芭蕉が詠んだ俳句にこんなのがあります。

 

 山里は 万歳遅し 梅の花

 

 こんな辺鄙なところには、正月の祝詞を舞う芸人達も遅くしかやってこない。それは梅の花が咲く頃でまだまだのことだ。

 

 最近は年末から梅の花が咲いていますが、松尾芭蕉が生きた元禄時代は太陽活動が低調なマウンダーミニマム真っ最中でした。芭蕉の生涯は地球が小さな氷河期になって夏もそんなに暑くありませんでした。全国で多くの飢饉が起こった時代です。それは野ざらし紀行に記されています。芭蕉の時代、どんなおせちを召し上がっていたのでしょうね。