今日はお伊勢参りに来ました。伊勢神宮にお参りするときは、先ず外宮にお詣りします。その前に通る川が宮川。宮川堤の桜は「日本の桜百選」に指定されています。今日は三分咲きです。しかも大雨。こんな日は誰も来やしません。
ユキヤナギが咲いています。雨なので色は映えません。晴天ならどんな彩りなのでしょう。
ミモザの花も咲いています。これが満開ならどんな光景になるのでしょう。もう間もなくです。
ドウダンツツジの中をカタツムリが移動していきます。この大雨なのに春を感じて静かに進んでいきます。いったいどこに行きたいのでしょう。
桜の花びらに雨粒が宿って綺麗。一ヶ月前の寒さはもう忘れてしまい、春に浸る時が来ました。花は梅から桜へと。
外宮から内宮へ。伊勢のお土産と言えば赤福です。大雨なのにこのにぎわい。江戸時代のおかげ参りで多くの参拝者をもてなしてきたのでしょう。
その近くには和菓子屋が軒を連ねています。今は春分の時節。和菓子の主役はやはり桜です。それにしても美味しそう。お菓子と言うよりももはや芸術品。
誘惑に負けて桜餅をいただきました。桜の葉っぱに桜のつぼみがお餅に載っています。口に含むとさくらの香りがいっぱい広がりました。まるで体の中に春が来たって・・・。
帰りに少し寄り道をすると側道の小径に寒椿の花びらが真っ赤に散っています。もう脱ぎ散らかしたかのように。
祓川の沿道にはどこまでも菜の花畑が続いています。いったいどこまで続いているのでしょうか。どこまでも続く小径を進んでいくと、すっかり足下が濡れてしまいました。
シロツメ草が咲いています。四つ葉を探しましたが、見つかりません。見つからなくたって大丈夫。カラスエンドウもヒメオドリコ草もオオバコも咲いています。もう寒くはならないよと言うように、春の暖かさがここかしこに満ち足りているので、何も言うことはありません。
ツクシンボも顔を出しています。今年は土手の草があまり刈られていないので目立たないけど、ちゃんと季節に合わせて地から芽を出すものですね。