今日のトレッキングのGPSファイルをカシミール3Dに落としてみました。途中あまりにも渓谷が狭いためGPS衛星を補足できないのでルートが乱れています。
三重県と奈良県の県境を南北に走る台高山脈。ここには多くの滝があります。冬はなんと言っても氷壁と氷瀑が美しいです。今日は宮ノ谷渓谷を遡行しました。
結晶片岩に木の根を張り巡らしてそこから生え出る樹があります。どこから養分を吸収しているのでしょう。
谷の真ん中に大きな岩があります。そこから岩を握るように生え出る樹。あまりのたくましさに圧倒されます。大雨になれば水没し濁流になるはずなのに、生命ってこんなに強いのでしょうか。大地をがっしりつかんで、離すものかと凛と雪空に立っています。春が来たら緑が芽吹き、夏になると深緑を生い茂らせ、この岩さえも緑に変えてしまいます。
こけの根に氷柱。なんて美しいのでしょう。いつまでも見ていたい。すべての物が凍りついているのに、命の躍動は、凍りの世界で真っ盛り。
氷壁に氷柱ができています。こんなところが続きます。もし氷柱が落ちてきたら終わり。
目的地の高滝に着きました。もっと寒いと谷川の水が途中で凍り付いて氷の粉が舞い散ります。雪が降ってきました。もう手がかじかんで冷たくて・・・。
よく見るとやはり水が途中から氷の粉になっています。滝の下に行くほどゆっくりと落ちていきます。
滝壺は純白の薔薇のような形をしています。この形は今しか見られないかも。偶然にできた自然の美しさです。
今日の山行を5分の動画にまとめました。