毎日暑い。毎日晴れる。河原に行ったらキンギョソウが咲いている。周りは真緑。キンギョソウが橙に燃えるように咲いている。
河原から野原に出たら一面のシオン花畑。誰が植えたわけでもないのに真っ白に咲いている。
帰ってきたら窓ガラスにバッタが止まっている。カメラで近づいても知らんぷり。体の中まで透けて見える。たぶん、生まれたてでまだ甲殻が固まらないのでここで待機しているのだろう。よく見るとこちらを見ている。「なんでおまえに撮ってもらわなあかんのや。あっちへ行け。」そんな馬鹿にした視線を感じた。それにしても足も手も触覚もこんなに細くて長かったのか。バッタってこんなに緑が美しいのか。動けない間にしっかり観察させてもらった。