電車を乗り継いで愛知県の常滑に行ってみた。ここは陶器の町。家が何連にも連なっていて面白い。
この日は真夏日。暑い、暑い。何やら涼しげな音。陶器の風鈴の音。
登り窯が保存されている。これで焼いていたんだな。今は使われてないけど、迫力がある。
煉瓦造りの煙突が残っている。これが常滑のシンボルかも。
INAXライブ博物館に行ったら、タイルが展示してある。これはメソポタミアのくさび形文字。エジプトのヒエログリフと違って、ちょっと読めない。なんて書いてあるんだろう。
ここに来るとタイルは装飾を越えて芸術のレベルまで高められている。イスラムの人たちはタイルが大好きなよう。
急須が展示してある。ここまで凝るかというくらい工夫が詰め込まれている。なのに遊び心がいっぱい。
土管坂に続く急な坂。夏の常滑は暑い。高台に登るとそこからは海が見える。常滑って夏来る街じゃないな。でも、夏に来ると常滑って感じがする。他の季節に来たらどんな感じなんだろう。登り窯が活躍していた頃、釜の中を炎が満たしていた頃の常滑はどんな熱さだったのだろうか。熱さと暑さの中をこの町はどんな空気が満たしていたのだろう。夏に来ると、また、夏に来たくなる。そんな不思議な街だ。