熊本地震に思うこと | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 三月の下旬に鹿児島を訪れたことがありました。ここに来て日本は火山列島だと思いました。薩摩半島の先端に竜の口という所から撮影した開聞岳です。開聞岳自体が火山活動でできた山で、もちろん竜の口も溶岩の生々しい跡があります。熊本は九州新幹線で通過しました。長い平野が印象的でした。今回の地震は中央構造線の上にあります。中央構造線は諏訪湖から西に延びて紀伊半島を分断し、四国を南北に分け、さらに佐多岬から、九州まで伸びています。宇宙から見ても三重県の高見山から和泉山脈、讃岐山脈や佐多岬と一筋の山々が続き、阿蘇山付近を通ります。特に高見山から西の中央構造線は1000年に5mほど動いています。つまり一年で5mmもずれていることになります。どれだけのエネルギーがかかっているのでしょう。どれだけのひずみが生まれているのでしょう。昨日のニュースで緊急地震速報が何度も流れる中で、そのときどうするのか、何ができるのかを考えさせられました。私たちが住んでいる所は、東海地震・東南海地震・南海地震の影響を直接に受ける地域です。今、何ができるのか、今できることをしていきたいと思います。