



カノープスは、南半球の星座の竜骨座にあります。なので日本では東京でも南の水平線にわずかに顔を出してすぐに沈んでしまいます。全天で一番明るいシリウスの次に明るい星です。冬なら南の空にオリオン座があって、その左下におおいぬ座のシリウスがあります。さらにその左下の水平線ぎりぎりに明るく輝く星があります。それがカノープスです。本州最南端の串本町で今日の午前二時にこんな感じで見えます。波と波の間に明るく輝く星があったら、それはカノープスでしょう。沖縄なら40度くらいまで昇ってきます。画面が小さいのでクリックすると大きくなります。黄色の所がカノープスです。
冬の夜空は豪華ですね。明るい星がいっぱいあって見つけやすいです。でも、見えにくいから、めったに見えないから見たくなる星もあります。南半球の星が水平線の彼方すれすれにかすかに見える。それは南の空につながっているのでしょう。寒いから南の国があこがれに思えます。