かくいう僕もネット上での「アドバイス」に絡めて、何回か失敗しています。
そのうちの1つが「失敗したぁ」という記事でご紹介しているものです。
Twitterのあるトレーナーのツイートに、テニスの練習風景がありました。
そこで使っている道具が、メディシンボールのように重さのあるものなのか、それともバスケットボールのような普通のボールで良いのか分からなかったので、それをリプライで質問したのです。
まあ、その質問については、すぐに返答いただいたんですが、僕がその返答に対して、
「なるほどぉ」
って書いたら、激怒されるっていう(笑)。
僕自身は、拳で掌をポンっとたたきながら「なるほどぉ」って言ってるつもりだったんですが。。。
どうも、あちらさんは、
「お忙しい中、返答いただいてありがとうございました。大変参考になりました」
という「テンプレート」を返してもらうことをお望みだったようで。。。。(笑)
それ以来、その人のツイートには全く反応しないようにしていますが。
僕は、ご存じの方もいると思いますが(笑)、教師をしております。
たとえば、授業中に生徒が手を上げて質問し、それに教師が答えた後、生徒がいちいち、
「ありがとうございました」
なんてお礼を言うような気持ち悪いシーンを、少なくとも僕は見たことがない。
僕はブログやTwitterは、そういうものだと思っているのです。
発信者がまずいて、それについてのリアクションがあり、そのリアクションに発信者が答える。
ただそれだけ。
そもそも自分が発信「したい」から発信しているのであって、発信「してやってる」感は微塵もない。
授業でさえ教えて「やってる」感はないのに、ブログやTwitterなどに、あるはずがない(笑)
スーパーや大学生協にある、お客様質問掲示板と同じなんです。
お客さんや学生さんの質問や要望に、お店の人が回答する、あのシステムです。
あれに、お客さんや学生がお礼の返事を書かないからと、誰が怒るというんでしょう?
掲示板を掲げておいて、質問者に「回答に感謝しろよ」と強要するバカが、どこにいるんでしょう?
あ。。。。。いたんだった(笑)。
僕自身が、普段から誰かの「お礼」を求めてやってるわけじゃないので、「お礼」を求める人の気持ちに鈍感だったのが原因で、怒られたのかな、と今では反省しております(笑)。
逆に、休み時間や放課後に生徒が質問に来て、それに答えたりしたときは、生徒も「お礼」を言って帰ることがほとんどです。
それは、生徒発信の質問──掲示板ではなく、呼び止めての質問するような感じだから。
それこそがヤフー!知恵袋などだと思います。
この場合には、僕自身が質問したときにはお礼をするようにしていました。
もちろん僕も、ブログを長年やってきて、メールやDMなどで褒められたり感謝されたりすると、すごくうれしいものです。
が、感謝の言葉がなければ腹が立つ、なんてことはない(笑)。
そもそも質問に「答えてやった」感を抱きながら答えるぐらいなら、答えなきゃいいのに、って思う(笑)。
そんなやつは、TwitterやYouTubeのように「コミュニケーション」自体にお金が発生しないシステムは、利用するべきではないのです。
逆に、
「コーチなら、適切にアドバイスしてみろ」
なんていう「煽り」を、商業コーチにする感覚はもっとない。
(まあ、これを「煽り」ではなく、純粋な「お願い」だと勘違いしてしまう読解力の無いバカなら、どうでもいいんですが)
煽っておいて、答えなければ「逃げた」と吹聴する準備をし、とんちんかんなアドバイスなら(おそらくこれを一番求めてるんだと思いますが)「コーチのくせにアドバイスが下手くそだ」と嘲る準備をし、的確なアドバイスなら、それはそれで自分が得をする、というような、どう転んでも損をしない状態にしておく底意地の悪さが見え隠れするからです。
ネット上でのアドバイスのやりとり、というのは、すごく難しい、ということです。
【次回へ続く】