たとえば、授業をしていてバーって説明したときに、生徒が手を挙げて質問をしたとします。
「○○って、△△なんですか?」
もちろん僕はそれに答えるわけですが、そのときの生徒は、
「へぇ」
で終わりですよね?
授業中の質疑応答で、生徒が「ありがとうございます」ってわざわざいうことも、こちらが求めることもないわけです。
たとえば、放課後に職員室にいるときに、生徒が授業内容で分からなかったことを質問しに来たとします。
「○○って、△△なんですか?」
もちろん僕はそれに答えるわけですが、そのときの生徒は、
「ああ、分かりました。ありがとうございました」
って言って退室していくことが多いのです。
僕、Twitterでのやり取りは、前者と同じ感覚だったんですよね。
だから「わざわざ時間を割いて質問に答えてる」っていう感覚が無かった。
お礼を言えないとか、質問したら無条件で答えてくれるのが当たり前とか、人の時間を使わせてる、っていう感覚さえ無かったのです。
自分のTwitterでも、人のために時間を使ってるとか、質問に答えてやってるっていう感覚がないので、みんなもそうだと思ってしまったのです。
面目ない。
逆に知恵袋は後者でしょうか。
ブログは──僕の中では前者、って感じですかね。
なぜ、自分がそういう感覚になったのか、いろいろ考えてみたのですが、「システム」の違いかなぁ、って思い当たりました。
まず、何スタートなのか。
Twitterは発信者スタート。
僕も含めて、発信者がまず最初につぶやき、それにみんながリアクションをしてくれる。
だから、授業と同じような感覚になってたんです。
それに対して、知恵袋は質問者スタート。
なので、職員室に質問に来たときと同じ感覚なので、僕自身も、何回か質問をしていますが(IDを隠したものもいれて)、これにはお礼をつけて返答をしています。
ブログは発信者スタートなので、授業と同じ感覚。
なので、コメント欄やメールで質問をされたときも、それにフツーに答えて、それで僕の中では終わり。
自分自身としても、説明が足りなかった部分を補える機会であったり、「ネタ」が増えたことになるので(笑)、そこで満足してしまい、「質問に答えたのにお礼がない!失礼な!」っていう感覚に乏しかったのが正直なところです。
相手がお礼をいってくれたかどうか、そこを気にしたことが、そもそもないのです。
もともと、お金が絡んだ状態でテニスに関わったことがありませんし、人に教えることそのものでお金が発生したことがない職業なので(笑)、そういう機微に鈍感になっていた面があったのかもしれませんね。
授業と同じ感覚だから、お礼を言われないと、質問に答えたのは損をした気分になる、っていう感覚が申し訳ないのですが皆無なのです。
さらにブログのコメント欄は承認制にできたり、コメント自体を禁止することが可能です。
が、Twitterはそれができません。
そのため僕は「返信」という機能そのものが、すごく気楽なものだと思っていました。
軽く見てた(笑)
誰かとテーブルをはさんで話していて、
「○○って、△△なんですよ」
「え、それって□□はどうするんですか?」
「あ、それは、××ですね」
「なるほどぉ」
っていう、ぐらいの(笑)。
これも失敗でしたね。
さらに僕自身、ブログがメインなわけです。
Twitterはあくまでもブログの宣伝媒体であり、それこそ、ブログに載せるほどでもない「つぶやき」を書くところなのです。
なので、
「『なるほどぉ』って書ける暇があるなら、お礼も言えるだろ」
って言われると、もう言い訳のしようが無い。
サプライズとは言わないまでも、ちゃんとした形にしようとしすぎて大失敗した、という感じでしょうか。。。。
「最近、こういうやつが増えた」
って言われて、
「いや、お前より前からTwitterやってるんだよ、若造」
って言い返したいけど(笑)、まあ、流しておくしかないのです。
正直なところを言えば「正義感」「正論」「常識」を盾に、糧に、バックボーンにしていることを匂わせているコメントは、流すに限る、と思っているのです。
Twitterは140字の幅でしか表現できないので、僕の文章力ではとうていまとめきれません。
また、ちょっと長くなりそうな場合、一文をダラダラ書くよりも、リプでつなげた方が読みやすいかな、と思って書いたりすることになります。
そうなると「つぶやき」ではなく「文章」になるので、自然と「起承転結」や「序論・本論・結論」みたいな構成を考えたものにならざるを得ないのですが……そういう文章に反応する人に限って「起」とか「序論」しか呼んでなかったりするので、これまためんどくさい。
それでちゃんと文脈を理解してくれている人も多いのですが、突然横から入ってきた始めて会ったような人に限って、導入部分だけで勝手な判断している。
「いや、その後ろに書いてあるじゃん」
って思うんだけど、それこそTwitterで「会話」をしたいわけじゃないので(笑)、そういう人も適当に流すしかない。
こっちが何をどう言おうと言い訳になるわけで、一方的な情報の危うさなんか説いた日には、どうしようもない状況になるのは目に見えていますし。
まあ、自分の主戦場はこのブログ(5月からはアメーバブログになりますが)なのだと割り切るしかないのかな、と思います。
自分のライフスタイル上、こまめにTwitterで発信する、ということは無理なわけですから。
この記事は、Twitterにはリンクしないでおきますね。
このブログをちゃんと見てくれている人に分かってもらえればよいので。