運動には怪我がつきものです。
特にテニスの場合には、肩と肘の故障が起こりやすい。
もちろん、正しいフォームで打つことによってその確率はかなり軽減できるのですが、それでも、回数を重ねれば痛めてしまうことも多いわけです。
テニス肘については、かつて、その予防法としての筋力トレーニングをご紹介したことがあります。
ぜひご参考に。
今回は、肩の故障の予防、そしてリハビリに有効なトレーニングをご紹介します。
昔スノーボードですっころんで肩を故障して(笑)、そのリハビリとしておこなったもの、また年齢を重ねてそれでもサーブのスピードなどをできるだけ落としたくなくて行い、効果があると感じたもの、をご紹介します。
注意しないといけませんが、まず痛みがひどいときの一番の対処法は「休息」です。
これを忘れないようにしてください。
そして、痛みがあるうちは、中途半端なマッサージやストレッチは行わないこと。
特に我流のマッサージは御法度です。
また、ストレッチの効用を「筋肉を伸ばして柔らかくして治す」なんていう、筋肉を人工のゴムか何かと間違った考えは、生理学的に大きな間違いですから、気をつけてください。
血行不良によって硬くなった部分を、外的な張力で伸ばす、つまり大きく動かすことで血行促進を図ること、また筋肉を伸ばすことによって、筋肉を収縮させ続けようとする「神経系」のはたらきを制御し、筋肉の緊張をほぐすこと、これを目的にして行ってください。
そしてご紹介する筋力トレーニングには、ダンベル、ゴムバンドなどの道具が必要になりますが、特に最初のうち(リハビリ時や筋トレ開始時)は、ダンベルなら女性で1、2kg、男性でも3、4kgあれば十分です。
下手したらそれでも重いぐらいだと思ってください。
① キューバンプレス
これは、筋トレといえばこの人、山本義徳さんが紹介しているのを見て知りました。
肩の外旋をくわえているので、棘下筋のトレーニングに最適です。
② フルカン・エクササイズ
棘上筋のトレーニングになります。
③ エクスターナルローテーション、インターナルローテーション
バーベルで行うのであれば、トレーニングベンチの上でやるか、ベッドの端でやるほうがやりやすいと思います。
どこかに固定する場所があれば、チューブのほうが常に負荷がかかる形になるので効果的だと思います。
②、③のトレーニングについては、
に紹介されていたもので、その他にもストレッチなどが書かれていますので、ぜひご参考にしてください。
【次回へ続く】