最近気になるテニス用語があります。
それが「ラットショット」。
これ、、、、誰が言い始めたんでしょうか?(笑)。
ネットで調べていただけるとどのようなショットのことを言うのか分かりますが、フォアハンドストロークにおいて、高い打点で打ち、ワイパースウィングの途中──ラケットが外側から内側に立ってくる途中で打点を迎えることで、ボールにシュート回転がかかり、逆クロスで打つと外側に切れていくような軌道になるショット、のことを言うそうです。
ただ、実は「ラットショット」という言葉そのものは、もともとテニス用語ではありません。
実は、ラット──つまりネズミを撃ち殺すための、ショットガンの弾丸のことです。
ネズミは小さく動き回りますから、単発の銃弾では撃ち殺すことができません。
そのため、散弾を打つことになるわけです。
なので「ラットショット」。
ここからは、僕の推測なのですが。
実は、このラットショット、別名があり、それが「スネークショット」。
そう、ヘビも体が細く、素早く動きますから、散弾で無ければ撃ちにくいからです。
ここで、もう、勘の鋭い方はお分かりですね。
そう「テニスの王子様」で出てきた「ブーメランスネーク」。
ストロークにおいて、ボールに外側からの強い回転をかけ、ポールを巻き込むようにしてカーブさせるショットです。
実際にも、フェデラーやナダルが打つ動画などがありますが、これをいつしか「ブーメランスネーク」を略して「スネークショット」と呼ぶようになりました。
そう、まさに「ラットショット」はこのスネークショットの「逆回転」のショットなのです。
誰か、中途半端に外国語を知っている人が、テニプリの用語から類推して、勝手に付けた名前なのではないでしょうか?
スネークショットの仲間だから、ラットショットじゃね?的な(笑)
というのも、どこをどう探しても、ラットショットと言う用語とテニスを結びつける「英語圏のネイティブ」のサイトがないのです。
そのシュート回転のストロークをラットショットと呼んでいるのは、一部の日本人だけのような気がしてならない(笑)。
たぶん、日本人が勝手に付けた可能性大、という悲劇。
どなたか、信頼できる出典、知ってる方いませんかね?
「エッグボール」とか「ドライブ」っていうショット名も、僕はあまり使わないようにしてるんですが。。。(笑)。
こういうのを、いかにも「専門用語」として、「知ってて当然」みたいに使われると、戸惑ってしまう。
みんな、用語の語源とか、気にならないのかしら。。。。。