そして「1.ボールに近づく」という動きで重要なのは「早く動いて、ボールを待ち構える感覚」です。
コート内を所狭しと動き回っているプロの試合を見過ぎているせいだとは思うのですが、多くのプレイヤーが「ボールにちょうど追いつくタイミング」で行こうとしてしまっています。
プロは、一つ一つのショットがきわどいために、たまたま移動とショットの間に余裕がないだけであって、ウィークエンドプレイヤーどうしのラリーであれば、かなりの余裕があるはず。
よくあるのは、相手がロブを打ったときに、こちらの動きも緩慢になっているプレイヤーです。
速く動けば「し」の字で移動できるはずのところを、ゆっくり移動しているために、直線的にしか動けていない。
まずはそこを気をつけてみましょう。
そういうプレイヤーの多くは、ダブルスでポーチに出るときに、ボレーの瞬間、足が止まる癖があります。
走り抜けないのです。
そして、そういうプレイヤーに限って、足を止めたくせにボールに追いつけていなかった、とか、余裕で動いてたくせに打つ瞬間に体勢が崩れている、とかになるので、注意して観察してみましょう(笑)
ただただ「速く動け」とアドバイスしてもダメです。
そういう選手は、自分の「目測」が誤っただけだと勘違いしているからです。
速く移動することで、待ち構えることができ、的確なステップを踏んで距離感の微調節をする余裕が生まれるのだ、という感覚がそもそもないプレイヤーが多いのです。
これについては、後日あらためて詳しくご説明しますね。
このようなプレイヤーの多くは、まずは速く移動できない、という根本的な課題を抱えています。
足の動かし方が分からないから、加速そのものができない。
フットワークは、最初の1,2歩でどれだけ加速ができるかがポイントです。
そしてそれは、瞬発力だけに頼るものではないのです。
前方に踏み出すときはおそらく大丈夫。
利き足を軸にして踏み出せば、何とかなります。
問題は、横への移動と、後ろへの移動の時です。
【次回へ続く】