そして最後は、鞍馬寺です。
実は、この鞍馬寺、僕にとっては少し「訳あり」です。
必勝祈願 その5 でもお話ししていますが、一度大きなバチが当たっているんです。。。
ですから、正直、戦々恐々として鞍馬寺に向かいました。
鞍馬寺へは、京阪電車で出町柳駅まで。
そこから少し歩いて叡山電鉄出町柳駅に行き、終点の鞍馬駅まで。
出町柳駅から鞍馬駅までは、時間にして30分程度です。
駅から鞍馬寺の門まではすぐの距離にあります。
ただ、ここからが大変です。
本堂までは、かなりの距離の坂道をひたすら登って行くことになります。
足元は整備されていますが、なんせ距離が長い。
門をくぐって少し上がると、右手にケーブルカー乗り場があるのですが、それでも、ケーブルカーを降りてから本堂までは少し距離がありますし、階段もありますので、足の不自由な方はかなり不便だと思います。
しかも僕の場合、必勝祈願ということもありますので、あまり楽をするのも気が引けますし、お祈りしたい摂社が山道の途中にあるために、ケーブルカーに乗るわけにもいかないのです(笑)。
当日は午前中の雨は止んでいたものの、曇り空(写真は後日撮影したものです)
しかも夕方近くになっており、少し日も傾き始めていた頃でしたので、木々が多い茂った参道は、少し薄暗く、なんとも言えない雰囲気でした。
まず最初にお祈りをしたのが、鞍馬寺本堂への参道の途中にある、鬼一法眼社と呼ばれる、摂社の一つです。
鬼一法眼とは、歌舞伎の演目「義経千本桜」にも出てくるらしいのですが、鞍馬寺で修行をしていた牛若丸、のちの源義経に武芸を教えた、とか、義経が鬼一法眼の娘をたぶらかして、秘伝の兵法書「六韜」を手に入れた、とか言われている人で、武芸の神様として祀ってあります。
僕は、霊感というものがまーーーーーーーったくないのですが、そんな僕でも、この鬼一法眼社の近くに行くと、なんかゾワっとした感覚になる。
近くに魔王の滝というものもあって、その雰囲気も手伝っているのだと思います。
実は、ここで以前、僕はやらかしているのです。
かつてバスケットボールの顧問をしていたときに訪れたことがあり、そのときも必勝祈願をしたのですが、その際、心の中で、
「もしも勝てないのなら、その代わりに、○○を叶えてください」
なんていう、とんでもなく不埒なことをお願いしてしまったのです。
神様に交換条件を出すという(笑)。
その直後です。
なんとその数日前に買ったばかりのデジタルカメラを、紛失するというバチが当たったのです!
ただただお祈りをして歩いているだけですから、どこかに置き忘れるなんてことがあるわけがない。
数枚撮るたびに、カバンにも戻していましたし。
ついさっき、鬼一法眼社を撮影したばかりでしたし。
前日には奈良にも廻って、かなりの写真を撮っていたので、かなりショックでした。
案の定、大会にも負けましたし……もう一方のお願いなど、かすりもせず……。
ですから今回の必勝祈願は必死でした(笑)。
バチが当たるのが怖くて、写真も撮っておりません(笑)。
そこからさらに上に上がって行くと、鞍馬寺の本堂があります。
陽も傾いていましたし、山の中なのでひんやりしているかと思ったのですが、雨上がりの湿気と、時折雲間から射す日差しで、みるみる不快指数が上がっていきます。。
やっとのことで本堂に達したときには、汗だくになってしまっていました。
本堂の前には、こんな石畳になっています。
ここのことをネットなどで調べると、皆さんがおっしゃるには、この中心こそが鞍馬山のパワースポットだ、と。
中には、
「あまりにもパワーが強すぎるから、ここには立たない方が良い」
と書かれているものもあるのですが、僕はがっつり立ってきました。
何度もいますが、僕には霊感というものが全くない。
でもここに立つと、自分の中の邪気が出て、代わりに鞍馬山のパワーが注入されたような、そんな気分になることができました。
帰りはさすがに疲れ切っていたのでケーブルカーで下山。
本堂からケーブルカー乗り場までも少し距離があるのですが、そこをトボトボ歩いているとき、その脇にある摂社から突然出てきた女性に驚いてしまい、情けない声を上げてしまいました(笑)。
そのときの女性の方、ごめんなさい。
あなたは悪くありません。
鞍馬山の雰囲気にびくびくしていたせいで、あなたの白いワンピースが、お化けに見えてしまっただけです。
さて、ここ1年ほどで巡った必勝祈願の、初出しのところだけをご紹介しました。
おかげでここ最近は、生徒の実力も発揮できるようになり、結果もついてきましたので、御利益のおかげだなぁと思っております。
また、お礼参りに行かなければ。