それでは、具体的に「ポーチ」に出るときの動きをやっていきましょう。
特に今回は、決め打ちパターンのとき。
トライアングルの動きの中で、どのように準備をするのか、ということも含めてお話しします。
まず、ポーチに出る場合、そのための「前フリ」と「準備動作」も含めて2,3本前から用意をしておかなければいけません。
その間は、味方後衛にストロークラリーを続けてもらう必要があるわけです。
まず、準備動作から。
相手後衛のショットをやり過ごし、味方後衛のショットの瞬間、前衛は「ボレー警戒ポジション」に下がっているはずですが、その位置を浅くします。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190603/21/dasadasacoach/ac/da/j/o0500072214422145154.jpg?caw=800)
これは、ポーチのためにネットに移動する時間を短縮しなければいけないから。
このときに、味方後衛がミスショットをして、相手前衛のボレーをされたら、ごめんなさい、っていう感じ(笑)。
もう、これはしょうがない。
こちらも「ポーチ」という勝負に出る以上、リスクを背負うのはしかたないんです。
この準備をないがしろにして、ネットに詰めてから「ポーチ」に出るかどうかを決めているようでは、1歩目が遅くなる。
そうすると相手後衛にとっては怖くない。
速いストロークをしていれば、ポーチがとられることがないですからね。
まずは、この「ポーチの前の1本」では、自分のボレーを諦め、相手のボレーの警戒を甘くしてでも、次のポーチに賭ける、度胸が必要になります。
【次回へ続く】