それでは、具体的に「ポーチ」に出るときの動きをやっていきましょう。
 
 特に今回は、決め打ちパターンのとき。
 
 トライアングルの動きの中で、どのように準備をするのか、ということも含めてお話しします。
 
 まず、ポーチに出る場合、そのための「前フリ」と「準備動作」も含めて2,3本前から用意をしておかなければいけません
 
 その間は、味方後衛にストロークラリーを続けてもらう必要があるわけです。
 
 まず、準備動作から。
 
 相手後衛のショットをやり過ごし、味方後衛のショットの瞬間、前衛は「ボレー警戒ポジション」に下がっているはずですが、その位置を浅くします
 
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 これは、ポーチのためにネットに移動する時間を短縮しなければいけないから。
 
 このときに、味方後衛がミスショットをして、相手前衛のボレーをされたら、ごめんなさい、っていう感じ(笑)。
 
 もう、これはしょうがない。
 
 こちらも「ポーチ」という勝負に出る以上、リスクを背負うのはしかたないんです。
 
 この準備をないがしろにして、ネットに詰めてから「ポーチ」に出るかどうかを決めているようでは、1歩目が遅くなる。
 
 そうすると相手後衛にとっては怖くない。
 
 速いストロークをしていれば、ポーチがとられることがないですからね。
 
 まずは、この「ポーチの前の1本」では、自分のボレーを諦め、相手のボレーの警戒を甘くしてでも、次のポーチに賭ける、度胸が必要になります。
 
【次回へ続く】