最近、Yahoo!知恵袋をよく見るようになりました。
前々から、見てはいたんですが、このブログを再開しようかなぁ、と思い始めた最近になってからは、頻繁に。
「Yahoo!知恵袋」は、いろいろな悩み・相談について、みんなが答えてくれる便利なサイトです。
テニス・カテゴリでも「○○選手は強いと思いますか?」などから、どんなラケットやガットが良いか、ルールについての質問まで、さまざまな「スレ」が立っている。
もちろん、技術的な問題も多い。
「フォアハンドが打てないんですが、どうしたらいいでしょうか?」
「サーブのスライスがうまく打てません」
「バックハンドでうまくトップスピンがかかりません」 などなど。。。
いくつかの質問に答えたことがありますが、さすがに難しい。
生徒たちに教えるときでも、身振り手振りを交え、手取り足取り教えているわけだから、Yahoo!知恵袋のように、文字だけでそれを表現するのは至難の業です。
それでも熱心に回答しているみなさんは、本当に優しい方が多い。
ただ、そこで思うのは、いわゆる「技術論」の多種多様さ、です。
たとえば「サーブでトップスピンを打つには、どうしたらいいでしょう」という質問に対する答えは、まさに十人十色。
中には、先に答えている他人の回答に対して、
「下の人の回答は間違っている」
などと、よけいなことまで書く人までいて、醜いケンカになっていることもしばしば。。。
これについては、いろいろと思うことがあるので後述するとして、今回気になったのは、その「技術論の多種多様さ」そのものについて。
前々から思っていたことですが、野球やテニスは、「万人が納得する」技術論がない。
たぶん、これから私が書いていこうとする技術論にも、異論を持つ人は山ほどいるんです。
プロコーチの指導にさえ、疑問を唱える人は多いし、トッププロのスウィングにも「プロだからできる」の一言で片付けてしまう人がいるから困る。
野球でも、日本テレビの「Going!Sport&News」で、ジャニーズの亀梨くんが、「ホームラン・チャレンジ」をするにあたって、さまざまな選手にホームランを打つコツを聞いていましたが、それもまさに十人十色でした。(それを次々と吸収していって、見事ホームランを打てるようになった亀梨くんは、ホントにすごい)
あのダルビッシュでさえ、メジャーにいってからしばらくは、いろんな人にいろんなことを言われて迷った時期があった、とインタビューで答えていましたし。
Yahoo!知恵袋での答えの中にも、明らかに間違ったものから、一理あるもの、僕の理論と近いものまで、いろんな意見が発表されていて、質問者が困ってしまうのではないかと思ってしまうほど。
このブログでは、できるだけ科学的な「根拠」を紹介しながら、少なくともみなさんに、
「そういう方法もあるのか」
と思っていただけるようなブログを目指します。