水野晴郎さん、ご冥福をお祈りします。


本当は、昨日書こうと思ったのですが、寝てしまってね。

今、書いてます。



水野晴郎さんといえば、巷の人は「シベリア超特急」かもしれないけど、

俺としては、金曜ロードショーなんです。

「映画って本当にいいもんですね。」


すごくにこやかに映画の説明をしてくれました。

どんな映画も、早く見せてーを言いたくなる解説を上映前にするし、

終わったあとも、そーなんだーと思わせてくれる解説だったと記憶してます。


それだけに、最後の一言は、すごく印象に残るんですよね。


「映画って本当にいいもんですね。」


以前、「13日の金曜日」の映画を解説しているとき、

この映画の観方の解説までしてたと思います。

確か、この当時、ホラー映画のブームで、

ホラー映画を模倣する犯罪もあったと記憶しています。


ですので、世の中のことを考えてのコメントまでつけてた解説は、

どことなく、親切でやさしい解説者だと、思ってたんですね。


ちょっと話を離れますが、

金曜ロードショーといえば、もう一人、いらっしゃるんですよね。

淀川長治さんです。ご冥福をお祈りします。


確か、淀川さんの後に水野さんが金曜ロードショーの映画解説者になったと思います。


淀川さんといえば、


「それでは、さよなら、さよなら、さよなら」


の名せりふがありますね。


淀川さんの解説は、

話し口調に特徴があって、


怖い映画のときの話し方、

笑える映画のときの話し方、

恋愛映画のときの話し方、

SF映画のときの話し方、

サスペンス映画のときの話し方、

推理映画のときの話し方、

感動映画のときの話し方、


それぞれ違ってたと思う。



その映画ごとに話し方がちがうので、

映画が始まる前から、その映画の雰囲気に飲み込まれてるんですよね。

だから、映画が始まると、のっけから盛り上がれるんです。


エイリアンをTVで見たときは怖かった。

小学校低学年だったと思う。


いまだに思い出すんですよね。



淀川さんは、ご健在のころ、深夜番組をやってたんです。

その名は、「淀川長治の映画の部屋」といいます。


確か、俺は中学生だったと思う。


この番組で、今でも覚えてる場面がある。


この番組に、映画好きな視聴者がゲストで登場した。

月に20本も映画を観るとのこと。


この人にアドバイスをする淀川さん。


「いいですか、たくさん映画を観るのはいいですが、良いものを選んで観てくださいね。」


子供心にビックリした。



たくさん観てる人だからほめられるのかと思ったのさ。

それが、ある意味、叱られてる感じとなった。

自分が良いと思った映画を観る事に意味があるんだと、

そのとき、そう思った。


観る映画から

学ぶこともあるだろうし、

感情をくすぐられて笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり・・・

作品に入り込む。


これってさ、

たぶん、人として豊かになれるということなのかもしれない。


映画に限らず、音楽とか絵とか文学とかも同じなのかもなあ。



聴きたい音楽、見たい映画、読みたい文学。

これを満たすことで、人は豊かになれるのかもしれない。



俺は、淀川長治さんと水野晴郎さんに映画の観かたを教わったと言っても、
言いすぎじゃないかもしれない。


いろんな観点で映画を観るようになった。


映画はエンドロールまで観るよ。

これも、この二人が言ってたと思う。


いろいろとコメントしてたから、二人のうち誰が言ったかは今では覚えてないけど、

自分に染み付いたところがあるんじゃないかな。


だから、人知れず、監督の思うところは?
なんて考えたりもする。



やっぱり、映画は面白い。




この二人に感謝です。