今朝、新聞を読んでいたらある記事をみつけた。
フィギュアスケート、米国籍を取得した日本人の話し。
国籍を取得したとかそんな次元の話しではない・・・
彼女の名前は井上怜奈
彼女は小さい頃から喘息でそれを治す為に、
父親と一緒にリンク通いが始まった。
毎日父親は仕事帰りに娘に付き添った。
その後、アルベールビル五輪に出場。
リレハンメルに出場してきた。
そして長野五輪に向けて練習をしていた最中
彼女の父親が肺ガンを宣告された。
父親は娘にフィギュアスケートの夢は諦めて
欲しくないので、娘を無理矢理米国へ送った。
結局、長野五輪は出場ならず、父も他界。
父親の死後、彼女は一人米国へ戻った。
そして自分自身の体調不良を訴えた。
結果は彼女自身も父親と同じ肺がんになっていた・・・
彼女は抗がん剤治療を受け、吐き気やむくみと
たたかいながらリンク通いを続けていた。
そんなある日、現在のフィギュアパートナーである、
ジョン・ボルドウィンに会った。
彼女は自分は病気で再発したらあなたの
時間も無駄になる・・・と言ったが、
彼は諦めず、それでも一緒に滑りたいと申し出た。
ペアを組んだ後も、失敗、成功を繰り返しながら
2人力をあわせて頑張ってきた。
そして今回このトリノに彼女にとっては3回目となる
出場を病気と戦いながらも果たす事ができたのだ。
なんだか物語のような本当の話しである。
29歳の彼女には重たすぎる人生だけど
毎日を精一杯生きていて素敵な人生だと思う・・・