![黒猫](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/462.png)
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「エイズ」という病名がついてるので、必要以上に嫌悪感を持たれてしまいがちなんですが、猫エイズは人に感染する事はありません
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)って何?
エイズウィルスに感染後、ウイルスはリンパ球の中に入り込みます。
その際に最初は軽い感染症(風邪や下痢など)が現れ、リンパ節が腫れたりするので体を触ると熱く感じることがあります。
保護したての猫や、外にも出している猫が数日間微熱が続いたり、下痢が続くようでしたら要注意です。
リンパ球中で定着したウイルスはしばらくすると活動を休み眠ってる状態になりますが、この時期に幼くて抵抗力の弱い猫や、他の病気で闘病中の猫は免疫力が一気に下がり死亡する場合もありますので体調の変化に気をつけてあげてください。
ウイルスが活動を休んでからは、エイズが治ったかのように元気になりますがエイズウイルスが消えた訳ではありません。
この無症状キャリアの期間は4~5年、場合によっては10年以上続くと言われているのでキャリアの状態から発症するまでは普通の猫と何ら変わらない生活を送れます。
また、ウイルスを持っているキャリアのままで症状が出ない事もあり、食事やストレス、体調に注意していれば発症せずに天寿を全うできる子たちが増えてきました
エイズウイルスを持っている猫と流血するほどの大喧嘩や、血と血が混じり合うような直接的であったり濃厚な接触が無ければ感染は起きないと言われています。
母体感染で生まれつきエイズの子もいますので、猫さんを保護されたら血液検査をしてあげてくださいね
エイズウイルスは感染してからゆっくり、ゆっくり進行していく病気なので、エイズだからと言ってすぐに発症して亡くなってしまう訳ではありません。
母体感染以外で一番多い感染ルートは猫同士の大喧嘩です。
また交尾やお互い舐め合うことでも感染すると言われてますが、感染の可能性はケンカほどではないようです。
母体感染していてもウイルスの抗体値が低ければ陽性から陰性に陰転することもあります。
免疫不全症候群(後天性免疫不全症候群)
エイズを発症してしまった場合、発症例の約半数に認められるのが口腔内の疾患とよく耳にします。
一番最初に気付くのは口臭かもしれません。
歯肉や歯周に炎症や口内炎が起こり、口臭やよだれが目につくようになります。
激しい体重減少も見られます。
嘔吐や下痢、風邪がなかなか治らないといった症状なども出てきますので、動物病院でエイズを発症してしまったか診断をお願いして下さい。
残念ながら現時点で猫エイズを完治させる方法はありません
若くで発症してしまう子もいますが、どの子もきっと最後まで生きる事を諦めず、必死に大好きな家族の傍で生きようと頑張ります。
発症してしまっても最期の瞬間まで幸せであって欲しいと心から願います。