昨今、どこにいってもマスク着用の方が増えました。しかしマスクに対する知識は、というと、案外なものじゃないかなという気もするので、書いてみたいと思うことです。

 

まず、ウイルスの透過はどんなマスクでも防げません。「えっ」と思うかもしれませんが、サッカーボールをウイルスとすると、マスクの網目の面積はサッカーコート全体とみていいそうです。一つの網目だけでですよ。ですが、くしゃみをしたときに唾液の飛沫が外に漏れないということでマスクをする意味はあります。あとのどの保湿です。感染者の場合ウイルスが出てくるのは避けられません。だから移さないという目的でマスクをする意味はありますが、健常な人が他人から移るのが怖くてマスクをする意味はほとんどありません。残念ながらムダです。気休めにもなりません。(そうでなかったらこんなにコロナ感染者は増えないのです。)

 

そうはいってもほんのちょっとだけ(本当にわずかですが)他人に移りにくくするという意味はあるので、医療従事者はマスクの上から防御シールドをつけているんであります。そのくらいしないと防げません。という訳で、防御シールドをつけて街へ出るなら少しは効果あるんじゃないか?ということですね。

 

因みに、ウイルスにはハイターかアルコールかポピドンヨードしか効かないということは前に書きましたが、汚れがあっても効くのはハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムです。介護施設のおむつ消毒にも使われます。という訳で、マスクがディスポ(使い捨て)でない布製のものを使っている人には、毎日ハイター消毒をすることをお勧めします。(アベノマスクとか)

 

といったところです。