先日、ファクトリーを形成する3つの物置小屋のセキュリティーを強化しました。
物置には元々、防犯ロックが標準装備でついているのですが、これに加えて頑丈な錠前を自作追加したのです。
(対策前のファクトリー)
話は前日に遡ります。
班長はその日のファームでの作業を終え、家路につく支度を整えていました。
その時、車が走ってくる音がしたので、そちらの方に目をやりました。
「誰だろう?」
そう思って見ていると、1台の軽トラックがバックで入ってきました。
ところが、途中まで入ってきたところで停止し、今度は前進で今来た道を戻り去っていったのです。
「???」
不可解に思いながら、班長も車に乗り込み、家路につきます。
と、すぐ近くの坂を登り切ったところにその軽トラックは停まっていました。
班長と軽トラックの距離が近づくと、軽トラックは突然走り出し始めました。
結構なスピードで距離がまた離れていきます。
そして突き当たった県道を左に曲がって行きました。
家に向かうには県道を右へ曲がるのですが、帰りにスーパーに寄る予定があったので、班長も同じように左折します。
軽トラックはかなりのスピードで班長をグングンを引き離していきます。
「おいおい、危ね~よ!!」と思うぐらいのスピードです。
カーブが連なる地点へ差し掛かった時には、すでに軽トラックの姿は見えなくなっていました。
「・・・」
考え過ぎかも知れませんが、班長はこの時点でその軽トラックを「怪しい…」と感じたのです。
「ダルマファーム&ファクトリー」は、袋小路の突き当りにあります。
周囲には、向かいに一軒家が一つあるのみ。
つまり、この路地に入ってくるのは、ファームかお向かいのどちらかに用がある人のみです。
ところが、お向かいの家は半年ほど前に空き家となり、今は誰も住んでいません。
車の向きを変えるために入ってきたのかとも思いましたが、それにしては侵入距離が長過ぎます。
これは一体どういうことなのか・・・?
何らかの目的があってファームに来ようとした???
荷台に何かを積むために、バックで入ってきた???
班長がいると具合が悪いので、ひとまず近くでスタンバイ???
班長が追いかけてきたと勘違いして逃走した???
疑うのはよくないと思いつつも、悪いことばかり考えてしまいます。
やがて国道との交差点が見えてくると、軽トラックは信号待ちで停車していました。
班長は軽トラックのすぐ後ろにつき、ひそかに車種とナンバー、特徴をメモしました。
信号が青に変わると、軽トラックは直進し、班長は左折してスーパーへと向かいました。
その日はそれからというもの、ずっと悶々とした状態が続きました。
一晩寝ればスッキリする類の悩みとは違い、何か策を施すまでこの不安は続くはず・・・。
即断即決が信条の班長、翌日の予定を変更して、朝から防犯対策を強化することを決めて、ようやく眠りにつくことが出来たのでした。
(安心・安全のための先行投資)
「備えあれば憂いなし」と言います。
「転ばぬ先の杖」と言います。
「善は急げ」と言います。
7,000円ほど出費しましたが、これだけやっておけば大丈夫だろうと思えるほどの対策を施し、班長はようやく心穏やかな状態を取り戻したというお話でした。
(セキュリティーが強化されたファクトリー)
最後まで読んでいただき、有り難うございます。
ダルマ班長
◆ジモティー◆