ガーナ戦メンバーに本田、香川ら27名 青山も選出
FW4名

MF12名


DF8名

GK3名

西野監督らが登壇

登壇者:
田嶋幸三(日本サッカー協会 会長)
関塚隆(日本サッカー協会 技術委員長)
西野朗(サッカー日本代表監督)
田嶋 皆さんと同じタイミングで私もメンバー表を見ました。非常に楽しみなガーナ戦になると思います。35人の前日を選ぶ夜、西野監督が1人でこもってメンバーを選考していました。最後は監督が決めなければいけない孤独な作業だと思います。ガーナ戦で素晴らしい成果を収めること、そして良い合宿をしてほしいと思います。
関塚 いよいよ21日からキャンプに入ります。西野監督のもと、スタッフ・選手が結束してW杯に迎えるようサポートしていきたいと思います。W杯に向けて皆さんのご協力と支援をよろしくお願いします。
西野 皆さん、こんにちは。14日にFIFA(国際サッカー連盟)にラージリスト35名を提出しました。今日は月末にありますガーナ戦に向けて、メンバー27名を発表しました。残念ながら2名がコンディションによって選出できない状況になったので、33名の中から27名を選考しました。海外は今週で終わり、国内はスケジュールが異なります。非常に厳しい中で、リストを考える中で刻々と選手の状態が変わっているので、リストも変えなければいけませんでした。
選考に関して、いろいろな要素がありますが、とにかく1カ月後にW杯が迫っている。けがを抱えている選手もいます。1カ月後に最高のコンディションになるであろう選手を選考しています。残念ながら対象から外れている選手、メンバーに入ってほしかったけれど、今日外さざるをえなかった選手もいます。21日からキャンプを行いますが、選手たちが全員そろうのは25日の予定です。週末に国内外で最後の試合もありますし、キャンプ内でのコンディションもあるので追加招集も考えられます。ラージリストの中から選んだこの27名がFIFAに提出する23名になるわけではありません。本日はこの27名をガーナ戦に向けたメンバーとして選出させていただいたということです。
質疑応答

――必ずしもこの27人から23人を選ぶわけではないのか?
西野 基本的にはこの中からと思っています。30日にガーナ戦がありますので、その前にコンディションを見て変える可能性もあります。ガーナ戦後のコンディションもある。ただ、基本的にはこの27名の中からと思っています。
――「BIG3」と呼ばれる本田、香川、岡崎が選ばれている。特に岡崎を選んだ理由は?
西野 試合中に止まっている選手がいては世界で戦えないと思います。岡崎の場合、プレミアリーグで毎試合タイトに戦っている。今はけががありましたが、総合的にゲームの中での彼の役割は代えがきかないと思っています。貢献度や献身性はチームに絶対に欠かせないと思っていました。今は懸命にトップフォームに戻そうとしています。1カ月の猶予があれば、絶対にトップへの持っていけると思って選出しました。
――本田と香川については? 彼らをどう評価しているのか?
西野 彼らについては代表ではこれまでも中心選手でありました。ただ、香川についてはデリケートに考えなければいけないと思います。約3カ月間、トップフォームでできていなかった。キャンプで状態をしっかりと確認したい。現時点で、状況の判断はキャンプを通じてでないとできない。彼も間違いなく代えのきかない選手ですから。トップフォームに戻ることを期待しています。
本田についても、中南米という違った環境でしっかりやれていることを評価しています。キャンプでも状態を確認したい。皆さんもご存知のとおり、彼らのプレーは代表に欠かせないものですから、そういった部分を評価しての選出です。
――青山を選んだ理由と彼の評価は?
西野 彼は現在の(サンフレッチェ)広島の状況を象徴する選手です。少し代表からは遠ざかっていますが、過去の実績と経験値、プラスして現在の状況を加味しました。間違いなく現在トップパフォーマンスを見せている選手の1人だと思います。
――キャンプで状況を見るということだが、W杯での戦術はどこまでイメージできているのか。キャプテンは長谷部が務めてきたが、変更の可能性は?
西野 自分のプランの中では、このタイミングでのチーム作りを考えると、できるだけメンバーを固めたい。当初のプランではもっと早い段階で固めて、ガーナ戦もテストをしたいと正直、思っていました。ただ、シーズンが違うなかで、国内外でコンディションがそろわないし、どんどん変わっていく。そんな中でチームを作っているために、バックアップを含めて状況を見極めていきたい。コロンビア戦に向けては、なかなか絵が描けていないのですが、コロンビア戦は勝ちにいく。そのためにベストなメンバーを選んでいきたいというだけです。
長谷部のキャプテンに関しては、まだ本人には伝えていません。ぜひやってもらいたいし、そういうプレーヤーだと思います。
――FWが4人だが、2トップも考えての選出なのか?
西野 あらかじめお伝えしたいのが、ポジションをボードに乗せて考えたことはありません。私が考える際にポジションは考えていないので、GK以外の選手についてはポジション(表記)を外してもらいたいぐらいです。MFとなっている選手が前線に入る可能性もあります。バランスもありますが、オプションをやる際には対応力が求められると思うし、複数のポジションをこなせる選手がたくさんいます。たくさんオプションを考えて選手にも伝えたいと思います。
――久保裕也や中島翔哉の名前がないが。
西野 久保については27日までクラブでプレーオフのシビアな戦いが控えています。クラブの重要なゲームがある中で、状況によっては追加招集もできる段階ですし、クラブに影響を与えたくない。戦力として考えていますし、追加招集は十分考えています。
中島に関してもポルトガルリーグで成果を出した選手であります。ただ、彼はポリバレントではなかった。そのポジションにここに記載している選手たちとのバランスを考えました。このポジションは日本代表の中で一番リストが膨らむポジションです。そこのバランスを考えて選出しませんでした。
――冒頭に2人ほど入れられなかった選手がいるといっていたが、その理由はけがなのか。彼らが回復すればリスト入りする可能性はあるのか?
西野 結論からいうと、最終的にリストは35名挙げましたが、候補選手として考えられるのは33名です。1人はガンバ大阪の今野泰幸です。重いオペではないそうですが、この期間での復帰は望めないということでリスト外になりました。彼は経験値・実績があり、欠かせないと評価していて「何としても」と思っていましたが、リストを挙げた翌日にそれが分かりました。
もう1人は小林悠です。今朝報告を受けて、2週間程度のけがを負ったと。彼は今朝までリストに入っていました。彼も残念ながら外さなければならないという状況です。なので現状のリストは33名ということです。
(ラージリストの入れ替えについて)今朝報告を受けたので、すぐに差し替えとはなっていません。バックアッパーたちの状況を見て、必要であれば差し替えたいと考えています。
メンバー27名発表
GK:
川島永嗣(メス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
中村航輔(柏レイソル)
DF:
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
昌子源(鹿島アントラーズ)
遠藤航(浦和レッズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
MF:
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
香川真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
大島僚太(川崎フロンターレ)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ/スペイン)
FW:
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
見どころ
日本サッカー協会は18日、5月30日に行われるキリンチャレンジカップ2018・ガーナ戦に臨む日本代表メンバーを発表する。今回は30名弱が選出される見込みで、この中からワールドカップ(W杯)ロシア大会の登録メンバー23名がガーナ戦翌日の31日に選ばれる予定となっている。
日本代表の西野朗新監督は就任後、国内外で精力的な視察を実施。海外視察の際には香川真司や岡崎慎司ら昨年9月以降、代表から遠ざかっている選手たちとも面談を行ってきた。経験豊富なメンバーを代表に復帰させるのか。また、新戦力の招集はあるのか。西野監督の決断に注目が集まる。